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脂漏性脱毛症ってなに?
脂漏性脱毛症とは、過剰に皮脂が分泌された部分で、毛穴周辺部や毛根が炎症を起こし、毛髪が抜けてしまう脱毛症です。
過剰な皮脂分泌による「脂漏性皮膚炎」
脂漏性脱毛症を知る上で、まず抑えておきたいのが「脂漏性皮膚炎」の存在。
通常、皮脂は通常バランスを保って分泌されているものですが、何かしらの要因で皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあります。
すると、皮脂を餌にするマラセチア真菌という菌が大量増殖!
マラセチア真菌はもともと人間の皮膚にいる常在菌ですが、皮脂が過剰に分泌されることで繁殖してしまうのです。
大量繁殖したマラセチア真菌は、皮脂を分解して、刺激の強い代謝物質を放出。この代謝物質により、皮膚に炎症が起きてしまいます。
これが「脂漏性皮膚炎」と呼ばれる症状です。
頭皮の炎症が悪化しておこる「脂漏性脱毛症」
この脂漏性皮膚炎は、顔のTゾーンや頭皮などの皮脂の多い部分で発症します。
万が一、頭皮で起こった脂漏性皮膚炎の炎症が悪化すると、その部分の毛髪が抜けてしまうことも!
これが「脂漏性脱毛症」なんです。
どんな症状がでるの?見極め方を教えて!
では、脂漏性脱毛症では、どのような症状が起きるでしょうか?自分の頭皮や毛髪の状態が当てはまるかどうか、チェックしてみてくださいね。
脂漏性脱毛症の症状は以下のような特徴があります。
- 肉眼で見えるほどの皮脂が出る
脂漏性脱毛症では、肉眼で見えるほど多くの皮脂が分泌されます。分泌された皮脂は頭皮に付着して毛穴に詰まり、頭皮はベタベタした印象に。 - 頭皮に赤みが出て、痛みやかゆみを伴うことも
毛穴に詰まった皮脂を取り除くと、赤く炎症を起こしています。またその炎症で痛みやかゆみを伴うことも。これも、脂漏性脱毛症の大きな特徴のひとつです。 - 取り除いても、またすぐに皮脂が出る
脂漏性脱毛症では、付着した皮脂を取り除いても、またすぐに出てきてしまいます。シャンプーをしても、またすぐに頭皮がべたついてしまうという方は要注意です。
このように、脂漏性脱毛症では、私たちが肉眼で確認できるようなわかりやすいトラブルが起こります。
しかし、脂漏性脱毛性の症例の割合は非常に少ないとのこと。頭皮のべたつきが気になるという方でも、皮脂のバランスを崩しているだけという場合も考えられるようです。
脂漏性脱毛症の「赤み」、「かゆみ」、「痛み」、「繰り返し出てくる皮脂」などがあるかどうか、まずはしっかり見極めてみてくださいね。
脂漏性脱毛症の“根本的な原因”
このような脂漏性脱毛症の根本的な原因とは、一体どのようなことでしょうか?
「ホルモンバランスの乱れ」が脂漏性皮膚炎を引き起こす
先述した通り、脂漏性脱毛症を引き起こす「脂漏性皮膚炎」の原因は、過剰な皮脂分泌によるものでした。その過剰な皮脂分泌を引き起こす原因として、まず挙げられるのが、「ホルモンバランスの乱れ」。ホルモンバランスが乱れて、皮脂分泌を促進する男性ホルモンが多くなると、たとえ女性であっても過剰な皮脂が分泌される可能性があるのです。
脂漏性脱毛症の原因もさまざま!?
さらに「脂漏性脱毛症」の原因もさまざま。ホルモンバランスの乱れに加え、栄養バランスの悪い食事や過剰なストレスなどが引き金になることもあります。その根本的な原因は、はっきりとわかっていないのが現状といえます。
脂漏性脱毛症の発症例は少なく、脱毛で悩む方の1%程度といわれています。その1%を占めているのは、主に思春期世代。将来への不安や、学業へのストレスなど、成長期における精神的不安が原因となっているのではないかと推測されます。
脂漏性脱毛症だと思ったら、悩まず皮膚科へGo!
万が一、頭皮に「赤み」、「かゆみ」、「痛み」、「繰り返し出てくる皮脂」があると感じた場合は、まずはすぐに皮膚科の診断を受けるようにしましょう。
脂漏性脱毛症と診断された場合、外用抗真菌剤や、かゆみを抑える抗ヒスタミン剤投与などによる適切な処置がなされるかと思われます。
症状が悪化して慢性化するケースもあるので、できるだけ早く受診することを強くおすすめします。
慢性化させないために、あなたができること
このように皮膚科医のもと、適切な処置を受けることで一時的に改善が期待できます。
しかし、またマラセチア真菌が大量に繁殖してしまう状況が続けば、同じ症状を引き起こしてしまうことに。
脂漏性脱毛症を慢性化させないためには、根本的な生活改善が必要なんです。
脂漏性脱脱毛症ではなくても、皮脂で悩んでいる人に効果の出る改善方法です
- 刺激の少ないシャンプーを使ってみる
- 一日一食は和食にする
- 一時間でも多く睡眠時間を確保
- 自分なりのストレス解消法を見つける
では詳しく見ていきます!
刺激の少ないシャンプーを使ってみる
上記の生活習慣の改善に加えて、刺激の少ないシャンプーを使うことも、炎症を伴う脂漏性脱毛症には大切!石油系界面活性剤の入った刺激の強いシャンプーでは、炎症を起こした頭皮を荒らしてしまいます。
おすすめは「ノンシリコンのアミノ酸シャンプー」。マイルドな洗浄力で頭皮への刺激が少ないシャンプーです。アミノ酸シャンプーで、毎日丁寧に皮脂を取り除いてあげることが、脂漏性脱毛症の予防・改善に大きな力を貸してくれるんです。
一日一食は和食にする
まず、見直しておきたいのが食生活。食品添加物の多いインスタント食品やファーストフードなど、栄養バランスの悪い食事で済ませていませんか?
おすすめは、なんといっても「和食」。和食は、洋食に比べて脂質が少なく、栄養バランスを取りやすい献立です。3食すべてを和食にするのは難しいので、まずは1日1食を和食にしてみてはどうでしょうか?
体に優しい昔ながらの献立で、体を喜ばせてあげましょう。
食生活と髪の関係について、もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ♡
一時間でも多く睡眠時間を確保
また睡眠不足も元気な髪を取り戻すためにはとても大切!寝ている間に分泌される成長ホルモンは、美しい髪を役割があるんです。成長ホルモンは、眠り始めてから最初の3時間で分泌!たとえゴールデンタイムに眠りにつけなかったとしても、1時間でも早く眠るように心がけましょう。
睡眠と髪の関係についてはこちらに詳しく書かれているので合わせてチェックしてみてくださいね!
自分なりのストレス解消法を見つける
ストレスは現代人につきもの。なかなかストレスのない生活を送るのは難しいですよね。しかし、ストレスも頭皮環境を悪化させる立派な要因。こまめに解消していくことが大切です。適度な運動や旅行など、あなたなりのストレス解消法はなんですか?美しい髪を育てるためにも、積極的に心身をリフレッシュしていきましょう♪
カダソンスカルプシャンプーを知ってますか?
例えばこちら、健やかな頭は皮環境のために開発された「カダソンスカルプシャンプー」。
脂漏性脱毛症を悪化させる「掻く」という行為をいかに減らすことができるか、それにはどんな成分が必要かを研究し、開発されたシャンプーなんです。
石油系界面活性剤不使用の「アミノ酸系シャンプー」
カダソンスカルプシャンプーは、石油系界面活性剤不使用の、頭皮への刺激が少ない「アミノ酸系シャンプー」。
このようなアミノ酸系シャンプーで、丁寧に頭皮を洗浄することで、慢性化する炎症を優しくケアすることができます。
かゆみ自体を抑える「グリチルリチン酸2K」
カダソンスカルプシャンプーは、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2Kを配合。
かゆみを抑える効果をもたらします。
マラセチア真菌を殺菌してくれる「サリチル酸」
カダソンスカルプシャンプーには、「サリチル酸」が配合されています。
サリチル酸といえば、ニキビ用化粧品やピーリングなどに用いられていることで、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
これは、殺菌効果が認められている成分で、かゆみの原因となる菌の繁殖を抑える役割があります。
サリチル酸配合のカダソンスカルプシャンプーでは、脂漏性脱毛症の原因となるマラセチア真菌を殺菌する効果が期待できます。
水溶性保湿成分「シロキクラゲエキス」で優しく潤す
カダソンスカルプシャンプーには、水溶性保湿成分「シロキクラゲエキス」が配合されています。というのも、油系の保湿成分には、菌のエサになるものが多いので、脂漏性脱毛症には不向き。
水溶性保湿成分で、優しく潤してあげることが、炎症の原因を抑えることに繋がります。
通院とセルフケアで徹底改善
痛みやかゆみを伴う「脂漏性脱毛症」について解説してきましたが、いかがでしたか。
脂漏性脱毛症を改善するには、皮膚科への通院と合わせて、生活習慣や使っているシャンプーを見直すことが大切です。
かゆみや痛みに加え、さらに脱毛を伴う脂漏性脱毛症は、誰にとっても辛いもの。1日でも早く回復させるためにも、症状が悪化する前に、このような積極的なケアをしていきましょう。
[ 調査・編集 ] KANA