パトロンシャンプーは、肌に不安がある人は注意が必要です。

パトロンシャンプーは芸能人も使っていることで有名なシャンプー。天然由来成分を贅沢に使っていてすぐに髪の変化が期待できると話題になっています。そんなパトロンシャンプーの肌刺激を知っておきたいと思い成分を調べてみました。パトロンシャンプーの成分表に記載されている成分を詳しく確認して、気になるものについて解説しています。ぜひチェックしてみてください。

パトロンの記事一覧

編集部による成分チェック / 成分数:44個

  • 安心:34個
  • 気になる:8個
  • 避けたい:2個
  • 未詳:0個
安心
・・・薄毛でも安心して使用できる
気になる
・・・少量なら問題ないと考えている
避けたい
・・・薄毛対策には避けたほうが無難
未詳
・・・詳細が明らかになっていない

全成分チェックの総評

パトロンシャンプーは天然有効成分を潤沢に使用した育毛シャンプー。

その天然成分を効果的に配合するために、防腐剤や抽出用のアルコール類が配合されていることがわかりました。

パトロンシャンプーはノンシリコンのアミノ酸系シャンプーです。

洗浄剤自体は刺激が少ない成分ですが、防腐剤やアルコール成分はどうしてもある程度の刺激があります。

肌が弱い人は刺激を感じることがありそうです。

ただ、刺激成分の量自体は成分表から見てかなり微量と考えることができます。

肌に不安がある人は事前に体に合うかどうかをチェックしてから使用すると安心ですね。

パトロンシャンプーの配合成分には微量ですが、やや強めの防腐剤が使われています。

具体的にどんな成分が配合されているのか、具体的にみていきましょう。

避けたい成分は2つ

パトロンシャンプーには2種類の避けたい成分が配合されています。この2つはどちらも防腐剤でした。

メチルイソチアゾリノン

チアゾリノン系防腐剤と呼ばれています。防腐剤としては有名なメチルパラベンの100倍の刺激性があるとされ、ヨーロッパでは洗い流さない化粧品には使用が禁止されています。やや強めの刺激やアレルギー反応が心配される成分です。

パトロンシャンプーでは成分表の後ろから2番目に載っているので配合量としては微量ですが、敏感肌の方はなるべく避けたい成分です。

メチルクロロイソチアゾリノン

上記のメチルイソチアゾリノンと同じチアゾリノン系防腐剤になります。

メチルクロロイソチアゾリノンは、メチルイソチアゾリノンよりもさらにアレルギー反応の可能性が高いとされる成分です。

パトロンシャンプーの成分表では一番うしろに載っている成分。

もっとも少ない配合量ですが、刺激を極力避けたいという方にとってはなるべく配合されていないほうがいい成分です。

気をつけたい成分は8つ

パトロンシャンプーには気をつけたい成分が8つ配合されていました。ちょっと多く感じますね。

その多くはエキスを溶かす溶剤としてのアルコールということがわかりました。具体的に成分を見ていきましょう。

コカミドDEA

ヤシ油脂肪酸とジエタノールアミドとを反応させて作られた成分です。

天然由来の低刺激の洗浄成分としてシャンプーだけでなくボディソープなどにも配合されています。

ごく僅かですがアレルギーを発症させる可能性があります。

ココイルグルタミンTEA

アミノ酸系の界面活性剤。お肌と同じ弱酸性の洗浄成分であり、しっとりとした洗い上がりをもたらす成分です。

目に入ると刺激を感じるため、使用時に目に入らないように注意しましょう。

ピロクトンオラミン

ヒドロキサム酸誘導体とエタノールアミンから作られる殺菌成分です。

細菌や真菌などを除菌する働きがありますが、配合量を厚生労働省から指示されている刺激成分です。

刺激成分なのでお肌の弱い人は気をつけたい成分ですね。

メントール

ハッカ油と呼ばれるミントに含まれる成分です。

スーッとする清涼感を肌に与えてくれる成分ですが、肌荒れなどがある場合はアレルギーの原因となることがあります。

使ってみてかゆみを感じたら使うのをやめるほうがいいかもしれません。

PG

プロピレングリコールとも呼ばれる多価アルコールです。ベタベタせずにさっぱりしているのが特徴。

エキスなどの溶剤として作用します。肌に刺激をもたらす可能性がありますので使用する際にはパッチテストなどをしてから使えば安心して使えますね。

オレイルアルコール

魚や肉、オリーブオイルなどから作ることのできるアルコール成分です。

合成で人工的に作ることも可能です。天然か合成かは表記されていませんが、アルコールにアレルギーがあるなら刺激を感じることがあります。

エタノール

殺菌成分として利用されたり、植物のエキスを抽出するための溶剤としても使用されます。

パトロンシャンプーには多くの天然エキスが使われているので、それらのエキスの抽出に使われたと考えるべきでしょう。

使われている量は少ないですが、アルコールなのでアルコールにアレルギーがある場合は必ず事前にパッチテストを行うことをおすすめします。

香料

パトロンシャンプーの香料は、天然か合成かの表示がありません。

香料の種類にもよりますが、香料にはアレルギーの不安があります。

副作用の心配はあるの?

パトロンシャンプーは、ノンシリコン・スルホコハク酸系・アミノ酸系の成分で作られていて、洗浄剤は肌に優しいシャンプーです。

ただ、避けたい成分や気をつけたい成分の配合量は少ないですが、アレルギーがでる可能性も。

刺激を感じるかもしれないので、使用前にパッチテストを行って安心して使うことができそうですね。

パトロンの成分解説

安心

アカヤジオウ根エキス

  • 保湿
  • 育毛

ゴマノハグサ科の植物で、地黄という漢方薬として知られている。脱毛の原因となる男性ホルモン、テストステロンの分泌を抑制し、5αリダクターゼを阻害し、AGAを予防する。抜け毛予防や毛量増加の効果のほかに、保湿の効果も高い。

安心

アスタキサンチン

  • 抗酸化

カロテノイドの一種で、赤やオレンジ色の天然の色素細胞。エビやカニのなどの甲羅に含まれる。抗酸化作用があり、強い紫外線に当たった時に発生する活性酸素を消去できる為、肌の老化防止に役立つ。白内障予防にもなる。

安心

1,2-ヘキサンジオール

  • 保湿
  • 殺菌
  • 保存料・防腐剤

ヘキシレングリコールとも呼ばれる合成多価アルコールで、抗菌材や保湿剤としてシャンプーや化粧水などに配合される。少量でも優れた抗菌効果を発揮することから、パラベンフリーとうたう製品に使用されることが多い。

気になる

エタノール

  • 収れん
  • 殺菌

アルコール成分のことで、高い殺菌の効果がある。配合される量によって役割が変わるが、量が多いと刺激を感じる人もいる。抗菌、収れんなどの効果もあるが、シャンプーなどに使われる場合はさっぱり感を与えるが、乾燥を招くこともある。

気になる

オレイルアルコール

  • 皮膚軟化
  • 乳化剤
  • 製品安定剤

マッコウクジラ、ツチクジラなどの脂肪分に含まれている高級アルコールと呼ばれる部類の成分。鯨油が入手困難の為、オレイン酸を還元したものが広まっている。肌や髪の表面をなめらあにするエモリエント剤や溶剤の目的で使用される。

安心

加水分解コラーゲン

  • 保湿
  • 帯電防止・きしみ防止
  • ダメージ補修

牛や豚の骨、川などをアミノ酸などを用いて小さな分子にしたもの。肌や髪への浸透力を高くしたものである。保湿効果が高く、表面に保護膜を形成し、水分が逃げたり外部の刺激から守る。帯電防止の効果もあり、頭髪をしっとり滑らかにする。

安心

カミツレ花エキス

  • 保湿
  • 抗炎症
  • 美白
  • 抗菌

別名「ジャーマン・カモミール」という西アジアなどに自生する植物の花弁から抽出されるエキス。固くなった皮膚を柔らかく、保湿させる効果がある。抗ヒスタミン作用が炎症を抑え、皮膚を再生させるため、化粧品やヘアケアに利用される。

(別称|カモミラエキス-1)

安心

グリコール

  • 保湿

アルコールの一種で、グリコール自体はシャンプーや化粧品などの保湿剤として使用される。その他用途に合わせて成分を変化させて使用されることが多く、1.2-グリコール、1.5-グリコール、エチレングリコール等がある。

安心

グリセリン

  • 保湿

パーム油や菜種油などの植物油や、石油から得られる成分でアルコールの一種。人間の体何も中性脂肪として存在している。水に溶けやすい。甘味料としても使わる他、保湿性が高いので化粧水や乳液などにも利用される。

(別称|グリセリン油・濃グリセリン)

気になる

香料

  • 香料

様々な製品の成分表示に記載されているが、具体的に何を使用しているか公表する義務はなく、肌荒れの原因となる場合がある為、敏感肌の人は注意が必要。植物抽出、石油系のもの等多数あるが、植物性だから安全というわけではないので注意。

気になる

コカミドDEA

  • 洗浄剤
  • 起泡剤

ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドの略で、非アニオン性界面活性剤。主に洗浄成分として利用される。一部で発がん性が指摘されているが、詳細は不明。細かい泡がクリーミーさをだし、泡立ちやすく安定させる目的で配合される。

安心

コカミドプロピルベタイン

  • 保湿
  • 皮膚コンディショニング
  • ヘアコンディショニング
  • 帯電防止・きしみ防止
  • 洗浄剤

ベタイン系の両性界面活性剤。刺激が少なくマイルドで、ベビーシャンプーなどにも使用されるほど安全性が高い。しっとりとした仕上がりになる。ラウリル硫酸Naなどの強い成分を緩和させる目的で同時配合させたりする。アミノ酸系ではない。

安心

ココアンフォ酢酸Na

  • ヘアコンディショニング
  • 洗浄剤

ベタイン系の両性界面活性剤で、温泉などの硬水でも泡立ちを良くする成分。油脂を乳化させる効果があり、製品の安定性を高める。低刺激で洗浄力もあり保湿成分もあるため、シャンプーやリンスなどに使用され、毛髪につやを与える。

(別称|ココアンホ酢酸Na)

気になる

ココイルグルタミン酸TEA

  • 保湿
  • 洗浄剤

ヤシ油脂肪酸とグルタミン酸の合成界面活性剤で、ココイルグルタミン酸Naと同じような働きをする洗浄成分。優れたコンディショニング効果と、キューティクルを補修する働きがある。配合されると比較的高価なシャンプーとなる。

安心

ココイルサルコシンNa

  • 洗浄剤

アミノ酸系アニオン界面活性剤で、別名ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム。洗浄力があり保湿性もあるが、アミノ酸系の中では刺激やアレルギー性が高めの為、他基剤の使用が高まっている。殺菌性が強いため、サブとして使用される基剤。

安心

ザクロ果皮エキス

  • 育毛
  • 養毛
  • 5αリアクターゼの抑制

ザクロの皮から抽出されたエキスで、ポリフェノールやビタミンなどを多く含み美肌に効果的。女性ホルモンに似た作用をするエストロンという成分があり、男性ホルモンの分泌を抑制することで抜け毛を防ぐことができる。

安心

水添レシチン

  • 保湿
  • 乳化剤

大豆や卵黄から取れるレシチンに、酸化しにくくするために水素を添加したもの。安定性があり乳化剤や保湿、保護剤として化粧品などに使用される界面活性剤。肌荒れ防止効果があり、毒性が少なく安全。稀にアレルギー症状が出る場合もある。

安心

スルホコハク酸ラウレス2Na

  • 洗浄剤

高級アルコールをが原料となる、コハク酸系の陰イオン界面活性剤で、洗浄力はあるものの比較的刺激が弱い成分。泡立ちが良く、さっぱりした洗い上がりになる。アミノ酸系の成分よりは多少刺激があるため、敏感肌や簡素肌の人には向かないこともある。

安心

精製水

H2O。ヘアケア製品や化粧水などのベースとなる成分で、他の基剤を中和する役割。界面活性剤などの洗浄成分や保湿成分、有効成分だけで作ると刺激が強すぎるため、薄めて肌への刺激を抑えたり、製品のテクスチャを調整したりする。

(別称|水・海洋深層水)

安心

セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス

  • 消炎
  • 収れん
  • 細胞活性化

オトギリソウの全草から取れるエキスで、タンニンやクルセチンなどを含んでいる。皮膚細胞の活性化、収れんや消炎作用が肌を若々しく保つ。コラーゲンレセプターの増加による保湿効果や、最近では脱毛を防ぐ効果があると言われている。

安心

セテアレス-60ミリスチルグリコール

  • 乳化剤

ヤシ油やウシなどの脂肪酸から作られる脂肪酸油溶性の非イオン界面活性剤で、油汚れを洗浄する効果があり、シャンプーなどの洗浄成分として使用される。製品の粘土を調整したり乳化の役割があり、製品にとろみをつける。

安心

セルロースガム

  • 皮膜剤
  • 製品安定剤

水溶性セルロース誘導体の一種。水に溶けるととろりとした液体になる。乳化作用や年度調整、泡の安定性を高める目的で使用される。皮膚表面に皮膜を張るため、他の保湿成分を閉じ込めることで、乾燥から守る相乗効果がある。

安心

センブリエキス

  • 抗炎症
  • 血行促進
  • 抗酸化
  • 抗菌
  • 育毛

リンドウ科のセンブリから取れたエキスで、主成分はフラボノイド。健康茶として有名だがとても苦い。直接頭皮に塗っても脱毛を予防する。細胞分裂を促進させる効果があり、抗菌、抗酸化、効炎症、血行促進する。効果かでるまでに少し時間がかかる成分。

(別称|センブリ抽出液)

安心

炭酸水素Na

  • 血行促進

重曹という名前で知られるアルカリ性の成分。温泉などにも含まれる成分で、血中の炭酸ガス濃度を高め、血行を促進肌のバリア機能を高める。余分な皮脂を分解、毛穴に詰まったたんぱく質などの汚れを溶かしだし、頭皮をきれいにする。

安心

チャ葉エキス

  • 消臭
  • 保湿
  • 抗炎症
  • 血行促進
  • 収れん
  • 抗酸化
  • 抗菌
  • 髪の成長促進

チャノキというツバキ科の植物の枝や葉から抽出したもので、緑茶はチャノキの葉を乾燥させたものである。ポリフェノールやカテキンが多く含まれており、収れん作用が肌を引き締め、殺菌効果が肌をいたわりながら招集する。

(別称|チャエキス・チャ乾留液・茶エキス(1)・チャエキス-1)

安心

トウキンセンカ花エキス

  • 消炎

別名マリーゴールドとも呼ばれるキク科の植物の花びらから抽出されるエキス。サポニンやフラボノイド、アミノ酸やカロチノイドなどを多く含み、消炎、鎮静、デオドラントの効果があり、ニキビや肌荒れに効果がある。毛髪の柔軟、保湿の効果もある。

安心

トコフェロール

  • 香料
  • 抗酸化
  • 美白
  • 殺菌

ビタミンEを大きく2つに分けた内のひとつ。水に溶けにくくアルコールや油に溶ける。天然のトコフェロールには強力な抗酸化作用がある。細胞の酸化、肌荒れを防止し、血液循環を促進して細胞を活性化し発毛、育毛に効果がある。

安心

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル

  • 皮膚軟化

カプリル酸、カプリン酸、グリセリンからなる合成エステルで、油性原料。植物性のものと比べても安定性が高く、酸化しにくい。ヘアオイルなどベースの油剤として使われる。エモリエント効果があり、皮膚や毛髪を柔らかく滑らかに整える。

安心

白金

  • 抗酸化

別名プラチナ、微粒子化(ナノコロイド)して使用される成分で、抗酸化力が高く、同時に含まれるビタミン類や基剤の抗酸化力をUPする。安全性が高く恒久性に優れており、活性酸素を除去することからアンチエイジング効果もある。

(別称|プラチナ)

安心

ヒアルロン酸Na

  • 保湿
  • 皮膚軟化

もともと皮膚の真皮に存在している成分で、肌や髪の保湿の作用を担っている。粘性のある高分子ポリマーで、1gで6ℓの水分を蓄えられる。リンスなどに含まれる場合、お湯ですすぎすぎると流れ落ちてしまう為、滑らかさが残る程度にすすぐと良い。

(別称|ヒアルロン酸Na-2)

気になる

ピロクトンオラミン

  • 殺菌

ピロクトンとエタノールアミンからなる成分で、細菌やカビ菌への優れた殺菌効果がある。フケ予防として使用される他、毛根にある細胞の死滅を防ぐ効果もあることから脱毛予防にもなる。

安心

フユボダイジュ花エキス

  • 抗炎症
  • 収れん
  • 抗酸化
  • 痒み防止

ヨーロッパなどに自生するシナノキの花弁から抽出されたエキスで、主成分はタンニンやフラボノイド。収れん、抗菌、保湿や血行促進作用があり、肌のキメを整えて細胞を活性化させる。かゆみを抑える効果もあるので、かゆみケアのシャンプーなどに配合される。

安心

BG

  • 保湿
  • 抗菌

ブチレングリコールの略で、植物や石油を科学的に合成し作られた。抗菌や防腐の作用がある。グリセリンよりは劣るが保湿効果もあり、植物性のものは肌への負担が少ないとされる。人によっては合わない場合もあるので、注意が必要。

気になる

PG

  • 保湿
  • 抗菌
  • 乳化剤

プロピレングリコールの略で、主に保湿剤として使用される。使用感向上や品質の安定、他の成分が浸透しやすくなるように配合される。それ自体の毒性や刺激は高くないが、同配合されている成分に刺激が強いものなどが入っていないかの確認が必要。

(別称|プロピレングリコール)

安心

ポリクオタニウム-10

  • 皮膜剤
  • ヘアコンディショニング

カチオン化セルロースとも呼ばれる界面活性剤の一種。毛髪のコンディショニング効果があり、少量であれば刺激は少ない。他の界面活性剤と一緒に配合しても洗浄力を阻害せずに、毛髪にハリやコシを与えることが可能。リンスインシャンプーなどに使用される。

(別称|塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース)

避けたい

メチルイソチアゾリノン

  • 保存料・防腐剤

パラベンなどと同じ防腐剤として使用される成分で、メチルクロロイソチアゾリノンよりは少し低刺激。欧州委員会より、洗い流さない製品(ファンデーションや化粧水など)への使用を禁止された。洗い流すものにはごく少量を配合してよいとされている。

避けたい

メチルクロロイソチアゾリノン

  • 殺菌

殺菌効果が非常に高い防腐剤で、国内での製品への配合量は0.1%未満と定められている。欧州では洗い流さない製品への使用が禁止、洗い流す製品へは0.0015%までと定められている。アレルギー性皮膚炎を起こす可能性のある成分である。

気になる

メントール

  • 抗炎症
  • 血行促進
  • 抗菌

Iメントールという成分で、ハッカやミントに含まれる。それ自体に冷却効果はなく、冷感受容体を刺激し冷たいと錯覚させる作用がある。抗炎症、血行促進、抗菌などの効果があるため、冷感を売りにしたシャンプーや育毛剤などにも使用される。

(別称|I-メントール)

安心

ヤグルマギク花エキス

  • 消炎
  • 収れん
  • 抗菌
  • 保存料・防腐剤

キク科の矢車草の花から抽出されたエキス。気管支炎や咳止めの効果がある薬草として使用されていた。アントシアン、アントシアニジンやクマリンの誘導体が主成分。抗菌、消炎、収れん作用の他、皮膚細胞の活性化をすることで、ニキビや肌荒れを防ぐ。

安心

ユビキノン

  • 抗酸化

別名をコエンザイムQ10、ビタミンQとも呼ばれる成分で、高い抗酸化作用を持っている。細胞を酸化させる活性酸素を除去したり、一度使われたビタミンEを再生しまた活動させることで、血液量を増加し、白髪や抜け毛、薄毛予防となる。

(別称|コエンザイムQ10・ビタミンQ)

安心

ラウリン酸ポリグリセリル-10

  • 皮膚軟化
  • 乳化剤
  • 洗浄剤
  • 油剤・乳化安定剤

植物性脂肪酸のラウリン酸と水溶性の保湿成分のグリセリンからなる非イオン性合成界面活性剤。人の皮脂成分に似ており、保護膜を張って水分を閉じ込めることから、高い保湿効果が期待できる。赤ちゃん用の日焼け止めにも使用されるが、刺激を感じる場合もある。

安心

ラウロイルグルタミン酸ジ

  • 着色剤
  • 保湿
  • 皮膚軟化
  • ダメージ補修

別名ナノ化セラミドとも呼ばれる、グルタミン酸とコレステロールからなる油性エモリエント成分。角質と角質をつなぎ合わせて水分を保持したり、その内部に水分をため込んで油状の膜を張ることで蒸発させない。傷ついた毛髪を回復させる効果もある。

(別称|フィトステリル・オクチルドデシル)

安心

ラウロイルメチルアラニンNa

  • 洗浄剤

アニオン界面活性剤でアミノ酸系のシャンプーなどに用いられる。弱酸性で肌への刺激が弱い為安全性が高いとされているが、一部の研究では硫酸系の洗浄剤と同じくらい細胞破壊を起こすとも言われる。配合されている製品などは比較的高価なものが多い。

安心

ローマカミツレ花エキス

  • 消炎
  • 血行促進
  • 収れん
  • 抗酸化
  • 痒み防止
  • 抗菌
  • 殺菌

ヨーロッパ原産のローマンカモミールの花弁から抽出されるエキスで、フランスなどで薬用植物として使用される。抗炎症作用や抗菌作用があり、フケやカユミを改善させる目的でシャンプーなどに配合される。育毛成分としても使われる。

パトロンの総合評価

★★★★★ ★★★★★4.08

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