脂性フケの原因は?
皮膚常在菌のバランスの崩れ
フケのイメージは白い粉状のものを想像する方が多いかもしれません。これも確かにフケですが、脂性フケと呼ばれているものもあります。この脂性フケは、髪の毛がべたつき、シャンプーをした直後なのにベタついてしまうなんてことも。症状が酷くなると、頭皮を触っただけで手がべたつき、ブラシなどを使用するとそこにもフケがついてしまうことがあります。
フケなどの頭皮トラブルの原因は様々ありますが、皮膚常在菌が関係していることが多いです。そもそも皮膚常在菌は悪いものではなく、これらが頭皮にいることによって、病原性微生物が増えるのを抑えられます。でも、皮膚常在菌のバランスが崩れると、フケなどの頭皮トラブルが発生してしまいます。脂性フケの原因は、マラセチア菌が増殖。マラセチア菌も皮膚常在菌の一種ですが、頭皮環境の悪化などにより菌が増殖すると脂性フケが増えてしまいます。免疫力が高ければ増殖を抑えることができますが、低い状態だと菌が繁殖しやすい状態になります。
脂性フケが発生する主な起因要素
- 脂肪分の多い食事
脂肪分が多いと、その分脂性フケが出やすくなってしまいます。 - 糖分の摂りすぎ
糖分を摂取すると肥満に繋がり、さらには脂性フケが出やすくなります。 - 自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、皮膚のトラブルが起きやすくなります - 皮脂の取り除きすぎ
洗浄力の高いシャンプーを使用して、皮脂を取り除きすぎると、逆に脂性フケが発生する原因になります。
脂性フケの対処方法
シャンプーを変えてみる
シャンプーは頭皮の健康に欠かすことはできませんが、シャンプーの種類や方法によって脂性フケが発生してしまうことがあります。市販で売られているシャンプーの多くは洗浄力が比較的強めに設計されています。洗浄力が強いと、ホコリなどの汚れをしっかりと落とすことはできるのですが、皮脂を必要以上に取りすぎてしまうことも。シャンプーをアミノ酸シャンプーや石けんシャンプーなど、洗浄力が優しいモノに変えると、皮脂の取り除きすぎを防ぎ、同時に頭皮の保護もしてくれます。
バランスのいい食事
バランスのいい食事を心がけることも、脂性フケを予防に繋がります。意識的に野菜や魚介類を摂るようにすると、体調も良くなり脂性フケが出にくくなります。逆にジャンクフードや肉類が多くなると、脂性フケが出やすくなります。食事改善が難しい方のために育毛専用のサプリもあるので、活用してみませんか。
生活習慣の改善
寝不足が続いている、寝る時間がバラバラ、暴飲暴食が続くなど生活習慣が乱れていると、非常に脂性フケが出やすい状態になります。できる限り生活習慣のリズムを整えることで、頭皮環境の健全化につながり脂性フケを抑えることができます。
[ 調査・編集 ] AKANE