編集部による成分チェック / 成分数:16個
- 安心:13個
- 気になる:2個
- 避けたい:1個
- 未詳:0個
- 安心
- ・・・薄毛でも安心して使用できる
- 気になる
- ・・・少量なら問題ないと考えている
- 避けたい
- ・・・薄毛対策には避けたほうが無難
- 未詳
- ・・・詳細が明らかになっていない
全成分チェックの総評
ラフィーシャンプーには「できれば避けたい成分」が1つ配合されています。
ですが、「気になる成分」が2つ配合されていました。
肌が強く、健康的な頭皮の方であれば心配いらない成分ですが、元々敏感肌の方や、頭皮がかゆい・赤みがある・炎症があるなどのトラブルをお持ちの方は少しだけ注意が必要です。
そんな方はパッチテストを行い、シャンプーを薄めて少量から試すことでより安心して使えますね。
できれば避けたい成分:1個
ラフィーシャンプーにはできれば避けたい成分は1つ配合されています。
それではどんな成分なのか、どうして避けたいのかを下で解説します。
安息香酸Na
この成分は、エゴノキ科の安息香の木の樹脂に含まれている白色の結晶で、防腐剤として主に使われています。
一般的な肌質の方や、健康な頭皮の方であれば心配ありません。
ただ、敏感肌の方は、症状が悪化したり軽微の接触性皮膚炎やじんま疹のような症状が起こる可能性があるので注意が必要です。
気になる成分は2個
フェノキシエタノール
グリコールエーテルの一種で、エタノールやグリコール類に溶ける性質を有した防腐剤(抗菌剤)です。
頭皮に湿疹または皮膚炎がある場合は、ごくまれに症状が悪化するケースが報告されています。(悪化の割合は0.2%)
確率としては非常に低いものですが、心配な方はパッチテストを行なう・薄めて少量から試すほうが良いでしょう。
香料
シャンプーの香りをよくするために配合されている成分です。
「香料」としか記載がありませんので、どんな材料から作られたかもわかりませんし、どのような成分かもわからないのが少し不安です。
配合量は多くないのでそこまで大きな刺激はありませんが、これまでに香料が原因で肌アレルギーが起きた人は特に注意が必要です。
副作用の心配はあるの?
ラフィーシャンプーには避けたい成分が1つ配合されていました。
そのような成分は厚生労働省がきちんと管理しています。このくらいの量なら配合していいですよ、となっておりますので、健康な肌の方でしたらさほど心配することはないと考えられます。
ただ、「気になる成分」も2つ含まれていますので、敏感肌の方や頭皮にトラブルのある方は最初は少しの量から試したりパッチテストを行なうことをオススメします。
ラフィーシャンプーの成分解説
避けたい
安息香酸Na
- 抗菌
- 保存料・防腐剤
防腐・抗菌の作用がある安息香酸を水に溶けやすいようにナトリウムと結合させた成分。食品や化粧品の雑菌繁殖などを目的とした成分で、多量の経口摂取をした場合の危険性は議論されている。化粧品などの場合は、極力配合量が少ないものを選ぶと良い。
安心
エチドロン酸
- 製品安定剤
有機リン化合物で、キレート剤として使用される。カルシウムなどの金属イオンから製品の変色や変質を防ぐ。石鹸の泡立ちを良くする効果がある。経口毒性があるエデト酸に変わる成分で、エデト酸ほどの毒性は無いが、できるだけ入っていないものを使用したほうが良い。
安心
オキナワモズクエキス
- 保湿
- 皮膜剤
- ヘアコンディショニング
オキナワモズクという海藻から抽出されるエキスで、他の褐藻よりもフコダインというぬめり成分が豊富。フコダインには皮膚表面に皮膜を形成する作用があり、抱え込んだ水分を閉じ込めて保湿する。毛髪や皮膚のコンディショニング剤として配合される。
安心
加水分解コムギ
- 保湿
小麦の主成分、コムギタンパクの分子を小さくする為に加水分解されたもの。保湿力が高くシャンプーやリンスに含まれる分には安全な成分。目や鼻などの粘膜に長期間付着することがあれば、コムギアレルギーを発症する可能性もある。
(別称|加水分解コムギタンパク)
安心
加水分解水添デンプン
- 保湿
- 美肌
トウモロコシなどに含まれる糖アルコールで、水に溶けやすいように加水分解したもの。保湿性に優れており、化粧水などの製品に使用される。抗炎症作用もあり、ニキビや皮膚炎などのある肌にも良い。グルコシルトレハロースとの相性がよい。
安心
加水分解シルク
- 保湿
- 抗酸化
- 紫外線予防
- 皮膜剤
- ダメージ補修
蚕の繭を構成するタンパク質を加水分解し作られる成分で、グリシンやアラニンが多く含まれる。皮膚や髪への吸着・浸透性が高く、保湿や皮膜形成効果がある。メラニンの生成を抑え美白し、紫外線などの外部刺激から守り補修する。
(別称|水解シルク液)
安心
グリコシルトレハロース
- 保湿
- 抗炎症
- 美白
トウモロコシ由来の糖にブドウ糖を添加したもの。優れた保湿、保水性があり肌のバリア機能を高める。代謝を促進し、炎症や日焼けを防ぎ、肌荒れを防止する。肌や毛髪をしっとりさせるがべたつきが少ないという性質がある。
気になる
香料
- 香料
様々な製品の成分表示に記載されているが、具体的に何を使用しているか公表する義務はなく、肌荒れの原因となる場合がある為、敏感肌の人は注意が必要。植物抽出、石油系のもの等多数あるが、植物性だから安全というわけではないので注意。
安心
コカミドメチルMEA
- 洗浄剤
- 起泡剤
ヤシ油脂肪酸とヒドロキシエチルメチルアミンからなる非イオン界面活性剤。製品の泡立ちを補助する役割があり、皮脂やワックスなどで髪が汚れていてもすぐに泡立つ。凝固点が-8.7℃の為、低温の場所でも製品の沈殿や固まるのを防ぐ働きもある。
安心
精製水
H2O。ヘアケア製品や化粧水などのベースとなる成分で、他の基剤を中和する役割。界面活性剤などの洗浄成分や保湿成分、有効成分だけで作ると刺激が強すぎるため、薄めて肌への刺激を抑えたり、製品のテクスチャを調整したりする。
(別称|水・海洋深層水)
気になる
フェノキシエタノール
- 殺菌
玉露の揮発成分で、緑膿菌への殺菌作用があるアルコール成分。防腐剤として利用される成分で、パラベンの代用。パラベンより安全とされる成分だが、殺菌作用はパラベンよりも低く、まれにアレルギー反応を起こす人もいる。
安心
BG
- 保湿
- 抗菌
ブチレングリコールの略で、植物や石油を科学的に合成し作られた。抗菌や防腐の作用がある。グリセリンよりは劣るが保湿効果もあり、植物性のものは肌への負担が少ないとされる。人によっては合わない場合もあるので、注意が必要。
安心
ベタイン
- 保湿
- 帯電防止・きしみ防止
サトウダイコンなどに存在するアミノ酸系の保湿成分で、トリメチルグリシンとも呼ばれる。毛髪への保湿や柔軟の効果があり、コシを与えて軋みを改善する。帯電防止効果もあり、肌への刺激が少ない成分。べたつかず水に溶けやすい。
安心
ポリクオタニウム-10
- 皮膜剤
- ヘアコンディショニング
カチオン化セルロースとも呼ばれる界面活性剤の一種。毛髪のコンディショニング効果があり、少量であれば刺激は少ない。他の界面活性剤と一緒に配合しても洗浄力を阻害せずに、毛髪にハリやコシを与えることが可能。リンスインシャンプーなどに使用される。
(別称|塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース)
安心
ラウラミドプロピルベタイン
- 洗浄剤
ベタイン系界面活性剤で、ラウリン酸由来だが低刺激でベビーシャンプーの基剤にも使用される。両イオン界面活性剤とも言われ、他の洗浄成分の効果を落とさないようにしたり、ラウレス硫酸Naなどの刺激が強い界面活性剤の刺激緩和にもなる。
安心
ラウレス-6カルボン酸Na
- 洗浄剤
高級アルコールカルボン酸塩型と呼ばれる界面活性剤で、低刺激だが洗浄力があり泡立ちが良い成分。ラウレス-5カルボン酸Naよりも低刺激だが、やはりある程度の脱脂力はあるため乾燥やフケが気になる場合は使用を避けた方が無難である。