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【摂りすぎ注意】肝臓の負担にならないサプリメントとの付き合い方

あなたはサプリメントを飲んでいますか??もしかしてそのサプリ、肝臓に負担をかけているかもしれません!サプリメントは、値段や効果だけではなく原材料まで見て購入する必要があります。お金をかけて毎日がんばって飲むサプリメント。せっかく購入するなら効果があって、肝臓に優しく体に良いサプリメントを選びたいですよね。今回は肝臓に負担が少ないサプリメントの選び方について詳しく紹介していきます。

肝臓はいつも頑張っている!

お酒を飲みすぎると肝臓に負担がかかる」って話聞いたことがあると思います。

よくお酒を飲む人は「シジミの味噌汁」など肝臓に良い食べ物を食べたりしますよね。

肝臓はお酒などからだに有害なものを解毒する働きがあります。

肝臓の働き

  • 解毒|食事などで体内に入った有害物質を分解して毒がない状態にする
  • 栄養素の分解|消化管で消化された栄養素を分解,代謝して血液中に放出、または肝臓に蓄えておく
  • 胆汁の生成|脂肪の消化吸収を助ける胆汁を生成する

現代人の肝臓はフル稼働!

肝臓の重要な働きが解毒作用!お酒やたばこはもちろん解毒が必要。

さらに現代人が知らず知らずのうちに摂っているのが添加物!

添加物も人間のからだに有害なので肝臓の出番となります。

コンビニのお弁当や加工食品、お菓子にもたくさん含まれています。

毎日3食手作りご飯でおやつも手作り、野菜やお茶はオーガニックでお酒も飲まないタバコも吸わない…なんて人は少ないと思います。

健康のために摂取する「サプリメント」にも添加物はあります。

あなたが育毛、健康のために飲んでいるサプリメントも肝臓がせっせと解毒しているかもしれません。

あまりにも多すぎるサプリメントや安価で質の悪いサプリメントは肝臓のためにもやめたほうがいいです。

量を守るべきビタミン

ビタミンには以下の2種類があります

  • 水溶性ビタミン|ビタミンC,B1・B2・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチン
  • 脂溶性ビタミン|ビタミンA・D・E・K
水溶性ビタミン 脂溶性ビタミン
種類 ビタミンC・B1・B2・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチン ビタミンA・D・E・K
過剰に摂った場合 尿で体外へ排出 肝臓で貯蓄

水溶性ビタミンはその名の通り水に溶けます。もし必要以上に摂ってしまっても、尿として排出されるので安心。

特にビタミンC!夏場はシミ予防、冬場は風邪予防に1年中しっかりと多めに摂るのがおすすめです!

脂溶性ビタミンは、大量に必要以上に摂っても体外へは排出されません。余分な分は肝臓に蓄えられます。

ですからあまりに多いと肝臓の負担になってしまいます。

さらに過剰にとりすぎるとからだに不具合が起きる可能性があります。

脂溶性ビタミン、摂りすぎていない?

脂溶性ビタミンは多く摂ると肝臓に貯蓄されます。

これは脂溶性ビタミンを食事などで充分に摂れないとき、肝臓に貯蓄してある分を使うための大切な働き。

でもあまりに摂りすぎるとからだに不調をきたす場合があります。

成人女性の1日の耐用上限量(=最大に摂っていい量)は以下。

  • ビタミンA|2700㎍
  • ビタミンD|50㎍
  • ビタミンE|700㎍
  • ビタミンK|上限なし

これ以上を摂ってしまうとからだに不調をきたすことがあります。

成人女性推奨量(目安量) 成人女性上限量
ビタミンA 700㎍RE 2700㎍
ビタミンD 5.5㎍ 50㎍
ビタミンE 6.5mg 700mg
ビタミンK 65㎍ 設定なし

普段の食事でどれだけの脂溶性ビタミンを摂っているかわかりませんよね。

でも大丈夫。通常の食生活で上限量を超えることはめったにありません。サプリメントも摂取量を守れば上限量を超えることはありません。

脂溶性ビタミンは必ず使用量を守って服用してくださいね。

もし過剰に脂溶性ビタミンを摂取してしまった場合、副作用が起こる可能性があります。

脂溶性ビタミン過剰摂取で起きる可能性のある副作用

  • ビタミンA|脱毛、唇のひび割れ、皮膚の乾燥、骨の弱化、頭痛、脳圧の上昇
  • ビタミンD|食欲減退、吐き気、嘔吐、乾き、脱力感、神経過敏、高血圧、腎不全
  • ビタミンE|筋力低下、疲労、吐き気、下痢
  • ビタミンK|過敏症はなし

健康になりたい」「綺麗な髪になりたい」「美肌になりたい」と思ってお金をかけて購入しわざわざ飲むサプリメント。

副作用で「脱毛」してしまうなんてあまりにツラいですよね。

脂溶性ビタミン配合のサプリメントは規定量を必ず守ってくださいね。

育毛に効くからってミネラルも摂りすぎ注意!

髪の毛の主な成分は「たんぱく質」。

このタンパク質が体内でミネラルと一緒に再合成され「ケラチン」になり髪の毛になるのです。

つまりミネラルは育毛に不可欠な栄養素。

特に、下記の栄養素は、抜け毛予防や育毛で欠かせない成分。

  • 亜鉛
  • 鉄分
  • カルシウム
  • ヨウ素
  • セレン

ミネラルは食品だと、主に魚介類に多く含まれています。最近では魚よりも肉が好きという人も多いですね。

また毎日継続して摂取することが大切なので、魚介類が苦手なひと、毎日摂取するのが難しい人はサプリメントを利用して確実に摂ることがおすすめです。

亜鉛 抜け毛の予防 牡蠣、高野豆腐、豚レバーなど
鉄分 抜け毛の予防 豚肉レバー、あかがい、あおのりなど
カルシウム 髪の毛を作る 牛乳、干しエビ、ひじきなど
ヨウ素 健康な髪を育てる 昆布、ひじきなど
セレン 抜け毛の予防 鰹節、アンコウ肝、たらこなど
毛母細胞活性化、抜け毛予防 牛レバー、干しエビなど

育毛に欠かせない成分のミネラル。

最近の日本人はミネラルが不足している人がとても多く積極的に摂取すべき栄養素です。

特にカルシウムは日本人に長年不足している栄養素。育毛だけでなく、骨や歯にも必要な大切なので積極的に摂取をするべきです。

しかしミネラルも摂りすぎるとやはりからだに不具合が起こることがあります。

ミネラル上限摂取量

成人女性1日推奨量 成人女性1日上限摂取量 100gあたりの栄養量
カルシウム 650mg 2500mg 牛乳1本200mg
リン 800mg 3000mg しらすぼし820mg
10.5mg 40~50mg 豚レバー13.0mg
亜鉛 8mg 35~45mg 牡蠣13.2mg
0.8mg 10mg 牛レバー5.30mg
マンガン 3.5mg 11mg 青のり13.0mg
ヨウ素 130㎍ 3000㎍ 焼きのり2100㎍
セレン 25㎍ 350~460㎍ 鰹節320㎍
モリブデン 25㎍ 450~550㎍ 納豆280mg

カルシウム、亜鉛は日本人に特に不足していて食事だけで補うことが難しい人が多いので、サプリメントを使って栄養補給するいいですね。

髪の毛、からだに必要な栄養素のミネラル。でも摂りすぎるとやはりからだに不具合が起こる場合があります。

ミネラルを摂りすぎた場合の副作用

  • カルシウム|便秘、腎機能低下、血管の石灰化、高カルシウム尿症
  • マグネシウム|悪心、下痢、嘔吐、顔面紅潮。抗うつ、倦怠感、呼吸困難
  • ヨウ素|口、喉、胃の灼熱感、発熱、腹痛、悪心、嘔吐、下痢、昏睡
  • 鉄|吐き気、嘔吐、下痢、貧血、肝臓障害

安価な化学合成サプリは成分要チェック

野菜は品質改良や化学肥料などの影響で栄養価がかなり下がっています。

少し前の調査ですが、1950年と2005年の栄養価を比べると人参で81%、アスパラガスで50%、ホウレンソウで85%減っています。

つまり、1950年と同じだけの栄養を摂るのに「人参は5倍・アスパラガスは2倍・ホウレンソウは6倍」食べなければいけないということです。

さらに以前の日本人は魚介類を好んで食べていましたが、平成19年の調査で魚介類の摂取量を肉類が超えました。魚よりも肉を好んで食べるようになったのです。

仕事が忙しくて昼食はパンだけなんて人も多いでしょう。現代の日本人の食生活だと、髪の毛にとって充分なビタミン、ミネラルを食事だけで賄うのはなかなか難しいのです。

そこで活躍をするのがサプリメント。食事だけでは不足をしてしまう栄養素を補給することが出来ます。

しかし、サプリメントならなんでも良いわけではありません。髪の毛、からだのために質の良いサプリメントを選ぶことが大切です。

サプリメントの原材料名が食品のものを選ぼう

サプリメントには、化学的な原材料のもの、自然素材が原料のものと2種類あります。

どちらがからだに良いかというと断然、自然素材のサプリメント。自然素材のものはからだに吸収されやすく、添加物の心配がなく肝臓への負担も少ないです。

でもパッケージだけを見ても、化学原料なのか、自然素材なのかどちらかわからないですよね。

そんなときは原材料をチェック!例えばビタミンC。原材料名がビタミンC,VCとなっていたら化学原料。レモンやアセロラなど食品名なら自然素材のものです。

ビタミンCの原材料名

  • 化学原料 ビタミンC,VCなど
  • 自然素材 レモン、アセロラなど

サプリメントのカプセルが何で出来ているかも確認をしよう

サプリメントはカプセル型のものが多いですね。栄養素を閉じ込めカプセル型にするために添加物は必ず必要です。

また水と油を混ぜるための乳化剤などもサプリメントには含まれています。でもこの賦形剤、質の悪い安価なものを大量に使用するメーカーも存在します。

サプリメント生成に必要な添加物の代表例

  • 賦形剤 ゼラチン、乳糖、還元麦芽糖、結晶セルロース、植物硬化油など
  • 乳化剤 レシチン、ミツロウ、グリセリンなど

上記のものはサプリメント生成に必要な添加物です。さらに甘味料、香料、着色料、保存料などサプリメントの効果に関係がないものは使用されていないものがおすすめ。

肝臓への負担が少なく、吸収率が高まります。

いくら効果が高いサプリメントでも、肝臓に負担がかかっていたら意味がありません。

サプリメントは添加物が少なめのものを選びましょう。

サプリメントに含まれる質の悪い、必要のない添加物はたくさんありすぎてここに明記できませんが、いかにも化学的な名称が原材料名に並んでいたら要注意です、

また、コンビニ弁当など工場で作られている、日持ちがする食品は添加物が大量に含まれている可能性があります。

サプリメントだけではなく、普段の食事も添加物に気を付けて生活をすることであなたの大切な肝臓を守ることができます。

1日の摂取量を守って正しい育毛を

  • 添加物の処理などで肝臓は日々頑張っている
  • 脂溶性ビタミンは摂りすぎると肝臓に負担
  • ミネラルも摂りすぎに注意
  • 原材料が食品名の自然素材のサプリメントを選ぼう
  • 着色料など余計なものが含まれているサプリメントには気をつけよう

サプリメントを何種類も飲んでいる人は、脂溶性ビタミン、ミネラルを摂りすぎていないかチェックしてみてください。

無意識に一日の上限量を超えてしまっている場合があります。

健康的な育毛のポイントは、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどを食事でバランス良く摂取することです。

でも毎日育毛に適し食事を作ることはなかなかたいへんですよね。

きちんとしたご飯作らなきゃ」とストレスになってしまったら、育毛にはよくありません。育毛サプリをうまく使ってみてください。

効果が高く、肝臓への負担が少ないサプリメントを選ぶことはなかなか難しいことです。

ムーアマウントで紹介しているサプリメントは添加物が少なく、1つで育毛、美容、健康に効果があるものです。

いろいろなサプリメントを飲むよりも安全にそしてお安くなるはず。ぜひ試してみてくださいね。

[ 調査・編集 ] AKANE

この記事の監修

元井 里奈

毛髪診断士/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー /女性用・美髪育毛サプリ「ヘアドルーチェ」ブランドディレクター