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 › 【直撃インタビュー】薄毛に悩む人を研究しつくして生まれた「極匠スカルプシャンプー」

【直撃インタビュー】薄毛に悩む人を研究しつくして生まれた「極匠スカルプシャンプー」

現役の理容師とお客様の会話から商品化へ繋がった極匠スカルプシャンプー。多くのシャンプーを社員自らが試し、薄毛で悩んでいる方々へのモニターテストを繰り返しやっと生まれた製品です。シャンプーの目的を一から見つめなおしてたどり着いた結論とは。これまでにある育毛シャンプーのあり方に疑問を抱く理由、シャンプーのあり方についてお伺いしていきました。

極匠スカルプシャンプーの記事一覧

あえて育毛成分を配合しない

―――極匠スカルプシャンプーでは「あえて育毛成分を配合しない」との記述があります。この理由を教えてください。

シャンプーは本来、髪と頭皮の汚れ、老廃物を落とす目的で使用するものです。

私たちは、本来洗い流すことが目的のシャンプーに、頭皮に残留・浸透させる育毛成分などを配合していることに疑問や矛盾を感じています。

仮に頭皮に成分を残すのであれば、成分を残すためにもすすぎをしっかりしない方がいいのではと思います。

しかし、そうなると洗浄剤が頭皮に残り、結果的に頭皮環境は悪化してしまいます。

これらのことを総合的に判断して、極匠スカルプシャンプーはヘアサイクルの乱れを正常な状態にすること(戻すこと)を目的として商品化しております。

―――育毛シャンプーでは、シャンプーの際に育毛成分が頭皮から浸透するような記載がされている商品が多いのですが「シャンプー中に頭皮から育毛成分や有効成分が浸透することはない」ということですか?

まず、厚労省も部外品のシャンプーに育毛効果は認めておりません。シャンプーに対して厚労省が認めているのは「フケ・かゆみを防ぐ」「毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ」「毛髪・頭皮を洗浄する」「毛髪・頭皮をすこやかに保つ」等の文言のみです。

ちなみに医薬品でも育毛効果が認められているシャンプーは日本にはありません。

浸透するかどうかで言えば、シャンプーの中の成分が浸透することもあるかもしれません。しかし、浸透すれば効果があるのかはまた別の話です。

―――仮に育毛成分が浸透しても、あまり効果として感じられることは少ないと考えられているということですね。

そうですね、育毛系の成分は水溶性のものが多く使われております。シャンプーは水で薄めながら泡立てて使用するのが一般的ですよね。

髪を洗う前に配合されたシャンプーの液体に配合されている育毛成分は水で薄めて泡立てると成分は薄まります。

もともとシャンプーに微量しか配合されていない育毛成分が実際に頭皮に使うときは更に薄められてしまうのです。

実際に原料メーカーや製造元、業者間でもこの話になることがあります。

意見としては「洗い流すから勿体無い」「効果という面からは懐疑的」「意味がない」と言われることが多いです。

調査でわかった薄毛の人の育毛に大切なコト

―――極匠スカルプシャンプーの商品化の実現にあたって苦労された点や工夫されたことがあれば教えて頂きたいです。

まず、弊社が商品化するきっかけは、現役の理容師とお客様との接客中の会話でした。

薄毛で悩んでいたお客様から「髪のプロなのだから本当に効く育毛剤を見つけて教えてほしい」という切実な声を頂きました。

当初は自社で商品化するつもりはなく、良いものを見つけたら仕入れて販売することしか考えておりませんでした。

市販のものから美容室やサロンルートのものなど業界でしか入手できない商品に至るまで調べ、成分と中身をチェックし、良さそうな商品は自ら試すということを日々繰り返し行っておりました。

繰り返し行っていくうちに、たくさんの気付きと矛盾が生まれてきました。

―――あらゆるヘアケア商品を調査され、どのような気づきがあったのでしょうか。

育毛剤なのに頭皮を痛める成分が入っているのは何故か

医薬品や部外品の成分よりも化粧品に配合されている肌に良いと言われている成分の方が効果を期待できるのではないか?

そもそも全身の肌は皮一枚でつながっているのになぜ身体の部位ごとに使う商品がちがうのだろうか?

等、仮説を立てトライアンドエラーを繰り返しておりました。

その中で、サロン専用の頭皮洗浄システムと育毛にも効果のありそうな成分が多く配合された業務用のスキンケア美容液の組み合わせでテストしてみようということになりました。

モニターとして了解を得て協力していただき、半年~1年ほどテスト行いました。

その中で「頭皮の汚れと毛穴の皮脂を除去し、毛が生えやすい環境にすること」と「頭皮と毛穴に栄養を与えること」の両方が重要だということに気付きました。

また「毛根さえ死んでいなければ髪は復活する」こともわかりました。

どんなに薄毛になっていたとしても肉眼では見えづらいような産毛でも生えていれば、また太い髪の毛になる可能性は高いこともわかりました。

しかし、間違ったヘアケアを行っていると、その大切な産毛でさえも自らの手で傷つけてしまい、更に健康な髪まで悪化させてしまいます。

―――モニターさんによっても得られる結果が変わってくると思いますが、どのような方が多かったのでしょうか。

薄毛で悩む理容室のお客様を中心に行いました。実際テストを進めていくと、髪の毛に変化が現れる方とあまり効果が感じられない方もおりまして、普段使っているシャンプーと普段の洗い方も調べていきました。

あくまでも弊社のモニターからのデータですが、薄毛で悩んでいる方ほどシャンプーからすすぎが終わるまでの時間が極端に短いことが明らかになりました。

時間にしてわずか20秒、長い方でも1分にも満たないという状況だったのです。

弊社のモニターでわかったことは薄毛で悩んでいる方は頭皮の汚れがひどく、毛穴が目詰まりしている方がほとんどでした。

当たり前のことですが髪の毛は毛穴から皮膚の外側に向かって生えてきます。

毛穴という出口が塞がっていたのでは本来生えるものも皮脂や老廃物が蓋をしているような状態なので当然生えにくくなります。

毛穴の汚れがなくなり、本来の状態に戻れば、毛穴の詰まりが一番の原因だった方であればシャンプーだけでも変化があると思います。

汚れをしっかり落として理想的な頭皮環境に

―――1本300mlとの記載がありますが、一日の使用回数を教えてください。

極匠スカルプシャンプーでは1日1回、夜に2度洗いを推奨しています。2度洗うからこそ、汚れもしっかり落とせて理想的な頭皮環境にできること、更に2度頭皮に触れることでマッサージ効果にもなるからです。

ただ夜に仕事されている等や生活環境など様々ですし、いろいろな職業の方がいらっしゃるので強くは言えませんが、基本は1日1回2度洗いをおすすめしています。

―――1度にどれぐらいの量を使うのがいいのでしょうか?

適量は髪の長さにもよりますが、手のひらに500円玉くらいの大きさの量を一度にお使いいただくように推奨しております。

しっかりと泡立つのであれば2回目に洗うときは1回目よりも使用量を少なめでもいいと思います。

このペースで使っていただくと、髪の長さにもよりますが1~2ヶ月で使い切る量かと思います。

―――人によってはシャンプーが泡立ちにくい方もいるのでしょうか?また、その理由を教えて頂けますか?

弊社のシャンプーで泡立たない方は、3つのパターンが想定できます。①かなり頭皮と髪が汚れている。②使用量が少ない。③日本ではほぼありえませんが水の硬度が高くて泡立ちにくい、この3つです。

泡立ちにくい方は、極匠の使い始めだけ意識的に使用量を若干増やして使っていただければそのうち、適量でもしっかり泡立ってくると思います。

因みにですが、極匠スカルプシャンプーではリピーターの方の使い方も様々です。

毎日使われる方の他にも、週1~数回にスカルプケア(頭皮環境リセット)もしくはヘアスプレーやワックスを使ったときの汚れ落とし用として使われる方などもいらっしゃいます。

こんな人におすすめ

  • 薄毛が治る頭皮を取り戻したい
  • 使用感よりも、とにかく薄毛を克服したい
  • 痒み、フケ、ニオイも気になる

薄毛の人の習慣や傾向を研究し尽くしたからこそ辿りついた、育毛シャンプーへの疑問、そして頭皮環境を整えることだけに集中したこだわりのつまった商品です。

石鹸シャンプーだけに、使用感は少々気になる点があります。しかし、石鹸シャンプーだからこそ、薄毛を克服するにふさわしいシャンプーだと言えるでしょう。

極匠スカルプシャンプーでは、仕事で忙しくお風呂の時間やヘアケアの時間をどうしても削ってしまう方のために「わかりやすいサイン」を用意し、すすぎの時間が髪の手触りで判断しやすくなっています。

極匠スカルプシャンプーの成分は?

全成分|水、カリ石ケン素地、ラウラミドプロピルベタイン、ラウラミドDEA、ココイルメチルタウリンNa、1.2-ヘキサンジオール、塩化Na、加水分解ハトムギ種子、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、オクテニルコハク酸トレハロース、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、グリチルリチン酸2K、グリセリン、BG、水酸化K、EDTA-2Na

他ではあまり見かけない液体石鹸ベースの配合

カリ石ケン素地」となっているので、液体石鹸が主な洗浄成分です。

そのあとに続くラウラミドプロピルベタイン、ラウラミドDEA、ココイルメチルタウリンNaはアミノ酸洗浄成分に類するもの。

100%石鹸ではありませんが、頭皮を刺激しない優しい洗浄成分といえるでしょう。

注目すべきはやはり「頭皮・髪を洗う上で必要最低限なものしか入っていない」ということだと思います。

正常な頭皮環境に戻すことだけに注目しているシャンプーの成分配合と見えます。

頭皮の負担を減らして、できるだけ自然治癒力で昔の健康な頭皮へと戻すことが一番いいということだと考えられます。

[ 調査・編集 ] YUSUKE