育毛のためにタンパク質を食べよう☆
私たちのからだは「自分が食べたもの」で出来ています。
毎日の食事が自分のからだ、肌、髪を作っています。「空腹を満たすだけ」「美味しいから」などの理由で食事のメニューを決めていたらもったいないです!
髪を作る元となる食べ物をとれば、綺麗で豊かな髪に近づくことが出来るのです。
“シスチン”というアミノ酸に注目!
知っていますか?
髪の毛はケラチンというたんぱく質からできています。
そして、このケラチンを構成しているのは18種類のアミノ酸。その中で1番多いのが「シスチン」というアミノ酸です。
シスチンは硫黄と化合した含有アミノ酸です。
ちなみに、髪の毛が燃えると硫黄のニオイがするのはシスチンの仕業です。
シスチンは髪の毛1本1本を強く丈夫にして抜けづらい髪にする効果があります。ところが、このシスチンという成分は体内で合成することが出来ないのです!
つまり食事からシスチンをとらないと、シスチンは体内で0に…。そうならない為にも食事でしっかりと補うことが大切です!
髪の寿命は5年間。
毛母細胞(毛を生やす組織)が細胞分裂をして、髪の毛が発毛、グングン髪の毛が伸び、やがて成長が止まり抜け落ちるまでの期間は約5年。なので1本の髪の毛の寿命は5年と言えます。
髪が抜けた毛根では、また新しい髪の毛が作られ……。こうしたヘアサイクルを順調に繰り返すことが出来るからこそ、私たちは毎日少しずつ髪の毛が伸びて、そして同じ髪の毛量を保つことが出来るのです。
つまり「髪の毛に良い食事をたまーにするだけ」では、ダメなのです。
髪の毛は毎日がんばって成長しています。髪の毛全体がしっかりとした太さがあり、コシもある丈夫な髪になるためには毎日「髪に良い食事」「髪の材料になる食品」をとることが大切なのです。
タンパク質を取らないとパサパサ髪に…
では髪の材料であるタンパク質を取らないとどうなると思いますか?
信じられないくらい「パッサパサのよわーい髪」になります。
以前、わたしはタンパク質をとらない時期が半年ほどありました。だんだんと髪の毛パサパサ、肌はガザガサのひどい状態に。
そしてその後ちゃんとタンパク質を食べられるようになり、肌はすぐに回復しましたが、髪の毛の伸びる速度は遅く、髪質も細くなりました。
それから約1年たってようやく元の髪質に戻りました。
髪の毛のために充分なタンパク質をとろう
人間のからだは「生命を維持」することを第一にします。ダイエットをすると「停滞期」は必ずありますね。これはダイエットが進み、飢餓状態になり死んでしまわないように、からだがストップをかけている状態です。
タンパク質は髪の毛だけではなく、からだ全体にとって大切な栄養素です。
タンパク質が不足したら、臓器など、生命維持に関わる部分に第一に栄養をまわします。髪の毛は全部なくなってしまっても命を落とすことはありません。なので後回しにされてしまうのです。
後回しにされても大丈夫なくらい、タンパク質をたくさん摂取しましょう。
食事の効果はすぐには出ない?
肌は全体が「生きている細胞」ですが、髪の毛は「死んだ細胞」です。生きているのは毛根部分のみ。毛根部分が細胞分裂をして髪の毛が生まれますが、髪の毛自体は死んでいるのです。
つまり、今から髪に良い食事を始めたとしても効果があるのは、これから生えてくる髪の毛、これから伸びてくる髪の毛なのです。
なんだか期間がかかる感じで気が遠くなりそうですですが、髪は一生のお友達。年齢を重ねても綺麗で豊かな髪がならば若々しく見えます!
これからの自分にためにもがんばりましょう!!
私流!シスチンの手軽な取り方♡
髪を強く丈夫にする働きがあり、体内で合成ができないので必ず食事から取る必要がある「シスチン」。シスチンがたくさん含まれているのは「大豆、卵、肉」などのタンパク質。
そして毎日毎日、シスチンを効率よく取ることが丈夫で元気な髪に繋がります。
でも毎日、シスチンを意識して食事を作るのは大変ですよね。シスチンを手軽に取れるメニューを紹介します!
朝ごはんにおすすめ!納豆
あなたは朝ごはんに何を食べていますか??特にこだわりがないのなら、納豆がおすすめ!納豆はご存知のように「豆」で出来ています。豆には髪の材料となる「シスチン」が豊富に含まれています。
そして納豆の良いところはなんといっても手軽さ!納豆ならごはんさえあれば、納豆ご飯にして手軽に食べることができます。冷蔵庫から取り出してご飯にのせるだけ。これなら忙しい朝でもできそうですよね。
上級者さんには「生卵」をプラスするのもおススメ。卵にもシスチンが豊富に含まれています!
卵+豆の最強コンビになります!
飲み物はきなこ豆乳で決まりっ
きなこは大豆から出来ているので、もちろんシスチンは豊富に含まれています。きなこを食事に使うと考えると「きなこもち」が1番手軽ですね。お餅を焼いてきなこをつけるだけなので簡単に出来ます。
さらに手軽なのは「きなこ豆乳」。
きなこと豆乳を混ぜるだけです。きなこにも豆乳にもシスチンが含まれています!
ランチに高野豆腐!
お豆腐を凍らせた「高野豆腐」。シスチンの含有量はかなり高いです。高野豆腐は煮物が定番ですね。煮物ももちろん良いですが、毎日簡単に高野豆腐を食べるのにおススメなのが「味噌汁やスープにいれる」です。
少し大きめにスーパーに行けば、かなり小さめサイズの高野豆腐を販売しているので、それをそのまま味噌汁やスープに入れるのです。高野豆腐自体は、味がないので、味噌汁などの味が変わることはなく手軽に取れるのでおススメです!
そして高野豆腐は常温で保管ができるので冷蔵庫が使えないオフィスでもOK。ランチにスープを飲む習慣があるのならぜひ高野豆腐を入れてみてくださいね。
おやつはカシューナッツ!
カシューナッツってなんか綺麗になりそうな食べ物ですよね。それもそのはず。カシューナッツには植物性タンパク質が豊富に含まれていて、シスチンも豊富に含まれています。
おやつは甘いチョコやスナック菓子などを食べたくなりますが、そこはぐっと我慢。カシューナッツにしてみて下さいね♪
まとめ
元気で丈夫な髪の毛を作るためには、髪の材料となる食品を毎日取ることが大切です。髪の材料になるのは「タンパク質」。その中でも特に注目したいのはシスチンというアミノ酸ですね。
食べたものでからだや髪は出来ています。あなたの今日の食事が1年後、3年後の髪を作ります。
髪の毛に良い食事を習慣にして年齢を重ねても丈夫で元気なツヤのある髪の毛を維持してくださいね。
[ 調査・編集 ] ColuMou