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 › 謎の多い界面活性剤…その種類と安全性をシンプルに解説してみます☆

謎の多い界面活性剤…その種類と安全性をシンプルに解説してみます☆

市販で流通してるシャンプー、ムーアマウントでご紹介しているシャンプーの成分分析で、「界面活性剤」がいくつかありました。「同じ界面活性剤なのに毒性のあるなしがあるの?」と思われた方も多いのでは。そもそも界面活性剤とはなんでしょうか?どのような種類・特徴をお伝えしたいと思います。

[ 調査・編集 ] YUSUKE

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界面活性剤とは

汗やホコリ・汚れは、水でも洗い流すことができます。皮脂や整髪料などの油汚れは水だけでは落とせませんが、界面活性剤を加えることで、汚れを包みこみ、髪や頭皮からはがして落としてくれます。

界面活性剤はこのような効果を持つため、シャンプーなどの洗浄剤に広く活用されています。

シャンプーは大部分が水でできていて、残りのほとんどが、洗浄剤としての働きを持つ界面活性剤で構成されてきます。つまり、シャンプーは「どんな界面活性剤を使っているか」に大きく左右されます。

もし、あなたが界面活性剤の性質を知っていれば、シャンプーが安全かどうか、ある程度判断することは難しいことではありません。

界面活性剤の一般的な分類

界面活性剤は、細かく分類すると以下の6つに分けられます。

  • 天然物
  • 石けん系
  • 脂肪酸エステル系
  • アミノ酸系
  • 高級アルコール系
  • 石油系

これらを化学的に分類すると、「天然界面活性剤」と「合成界面活性剤」に分けられます。

上記の「天然物」が天然界面活性剤、それ以外の石けん系から石油系までの5つが合成界面活性剤になります。

また、原料で見ると、天然由来と石油由来の界面活性剤に分けられます。

天然物からアミノ酸系までと高級アルコール系の一部が天然由来で、高級アルコール系の大半と石油系が石油由来の界面活性剤です。

天然由来 天然界面活性剤 天然物
合成界面活性 石けん系
脂肪酸エステル系
アミノ酸系
高級アルコール系
石油由来
石油系

界面活性剤の特徴

天然物

卵の黄身には「レシチン」という天然の界面活性剤が含まれていて、マヨネーズがクリーム状態を維持してるのはレシチンの影響です。

その他にも牛乳のなかにあるタンパク質「カゼイン」や、植物の根、葉、茎などに広く含まれている「サポニン」などがあります。

石けん系

比較的強いアルカリ性の界面活性剤。乾燥肌・アトピー性皮膚炎の方など、皮脂分泌の少ない方は弱酸性に戻るのに時間がかかるひとには向いていないかも。

そうでなければ肌が一時的にアルカリ性になっても自然に弱酸性に戻る性質があるのでアルカリ性の石けんで洗っても皮膚トラブルなどは起きません。

シャンプーで代表的な界面活性剤に、ヤシ油から作られる「ラウリン酸Na」があります。

脂肪酸エステル系

化粧品によく使われている界面活性剤です。石けんで使用される脂肪酸とグリセリンを反応させて作ったり、脂肪酸とショ糖を反応させて作るものなどがあります。

表的な界面活性剤は、刺激が少なく古くから使われているショ糖脂肪酸エステル(表示名:ラウリン酸スクロースなど)などが挙げられます。

反応させる脂肪酸の種類により、ラウリン酸スクロース・ミリスチン酸スクロースなどがあります。

アミノ酸系

アミノ酸系は全般的に低刺激で、皮膚や毛髪を保護する機能も持っています。

アミノ酸系界面活性剤は石鹸よりも製造工程が長く生産量が少なくなりがちのため、比較的高価な場合があります。

N-アシルーL-グルタミン酸ナトリウム(表示名:ココイルグルタミンン酸Naなど)やラウロイルメチルアラニンNaなどが代表的で、ベビーシャンプーや他の界面活性剤の刺激緩和剤としても使われます。

高級アルコール系

高級アルコールを原料として作られる界面活性剤。脂肪酸から作る方法・石油から合成する方法とあるので、天然系にも石油系にも分類できます。

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩(表示名:ラウレス硫酸Naなど)が挙げられますが、ラウリル硫酸塩よりは低刺激性で、シャンプーや台所洗剤の主剤に使用されています。

市販のシャンプーは、大半が天然系ではなく、石油由来の高級アルコール系界面活性剤を主成分として作られています。

石油系

一部を除く高級アルコール系と同様に、石油を原料として製造された界面活性剤です。

スルホン酸Na、ラウリル硫酸Naなどが挙げられますが洗浄力が強く、価格面で高級アルコールより有利なので洗濯用に使用されますが、徐々に高級アルコール系などに置き換わっています。

石鹸は界面活性剤ではないと認識されている方もいますが、石鹸は5000年前から使われてきた界面活性剤です。しかし、合成界面活性剤にも天然界面活性剤にも分類されていません。というのも、石鹸の起源は、羊を焼いた際に肉からしたたり落ちた脂と熱された灰が反応してできたと言われているので天然ではありません。製造方法や石鹸カスが発生するなどの特徴を持っているため合成界面活性剤とも呼べないんです。石鹸は、石鹸なんですね。

シャンプーに使われる界面活性剤

良くないと言われる“石油系“界面活性剤

薬局やスーパーなどで販売されているシャンプー。TVCMなどでも見ることも多く、身近ということもあり多くの方がこの手のシャンプーを使っているのではないでしょうか。

それらのシャンプーは、原価が安い高級アルコール系の界面活性剤料を使い、より多くの人の汚れを落とすように設計されているので、どうしても刺激が強いものになってしまいます。

実際に、私達がこれまで取材に伺った専門家の方々の間でも、石油系界面活性剤を使用したシャンプーはおすすめされていませんでした。

  • 皮脂が多くて困る
  • 頭皮が乾燥する
  • 頭皮の臭いが気になる
  • 頭皮が荒れてしまう

こうした悩みの原因のひとつには、石油系界面活性剤を使用しているシャンプーが挙げられているんですね。

ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naは高級アルコール系の界面活性剤。洗浄力が高く泡立ちもいいですが、頭皮への刺激が強いのでなるべく避けたい成分です。

石油系界面活性剤の影響について気になる方は、下記の記事もご覧ください。

アミノ酸系の界面活性剤は何がいいのか

頭皮環境を気にしている方こそシャンプーをやり過ぎてしまい、必要以上に皮脂をとってしまっている傾向にあります。

皮脂は頭皮を守る大切な役割があるので、全て取り除こうとするのはよくないんですね。

そもそも髪の汚れの7割~8割は、お湯で洗うだけで取れると言われています。また、顔とつながっている頭皮は、実は、私達が思っている以上にデリケートなので、洗顔をする時と同じように優しく洗ってあげるのが最適なのです。

アミノ酸系の界面活性剤は、石油系界面活性剤が使われているシャンプーよりも、洗浄力がマイルド。頭皮から必要以上の皮脂を取り除かず、日々の汚れを落とすように設計されています。

必要以上に皮脂を取らないので、頭皮環境の悪化による抜け毛薄毛を防ぎ健康的な髪が生えてくる環境を整えてくれるのです。

シャンプーで使われている界面活性剤のなかでは、女性の頭皮の健康に配慮されている商品ができあがります。

安心できるシャンプーを選びましょう

きれいな髪を守り、育むためには毎日のケアがとても大事。

そして、元気な髪が生えてくる頭皮環境を作るためには「頭皮に優しいシャンプー選び」が欠かせません。これまでの内容を踏まえた上で、編集部がおすすめするシャンプーをご紹介します。

ハーブガーデン

ハーブガーデンは、アミノ酸系の界面活性剤に加えて、シャンプーの主な成分である精製水が植物性のハーブオイルにこだわって作られています。

流行しているオーガニックやボタニカルの線引きって、実は結構曖昧。そんななか、ハーブガーデンは国際規格のオーガニック認証を受けた成分を配合するようにこだわっています。

今となってはアミノ酸系シャンプーは当たり前。アミノ酸系・オーガニックのさらに一歩先をいくこだわりのシャンプーです。

パトロン(patron)

アミノ酸シャンプーを使用したことがある方の中には、独特のきしみやゴワつきを気にする方もいます。

そこでパトロンが注目したのが、スルホコハク酸系の洗浄剤。

スルホコハク酸系は、アミノ酸系洗浄剤よりも低刺激で洗い上がりの手触りがとてもよくなります。

スルホコハク酸は高級洗浄剤なので、配合しているシャンプーは多くありません。ただ、この独自配合の洗浄剤だからこそ、使い始めたその日から、効果を実感できる方も多いシャンプーです。

この記事を読むまでは「界面活性剤」という言葉だけで身体に悪いものという印象を持っていた人もいるのではないでしょうか。

今回読んでいただいたことで

  • シャンプーには必ず界面活性剤が配合されている
  • 界面活性剤によって頭皮に与える影響が違う

ということがお分かりいただけたと思います。

髪は女性にとって命の次に大切なものと言っても過言ではありません。

界面活性剤についても正しい知識を身に着けて、素敵な美髪ライフを送りましょう!

界面活性剤が気になるあなたに

優れた洗浄成分で美髪を取り戻したいあなたに

お友達にも教えてあげてネ!!