編集部による成分チェック / 成分数:18個
- 安心:12個
- 気になる:4個
- 避けたい:1個
- 未詳:1個
- 安心
- ・・・薄毛でも安心して使用できる
- 気になる
- ・・・少量なら問題ないと考えている
- 避けたい
- ・・・薄毛対策には避けたほうが無難
- 未詳
- ・・・詳細が明らかになっていない
全成分チェックの総評
夢美髪は、「頭皮に潤いを与えて柔らかくし、育毛を促す」というコンセプトに基づき成分が配合されています。
有効成分には、ニンジンエキスやセンブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウムという育毛剤としては定番の成分が配合。
サクラポリフェノールやローヤルゼリーなどの天然由来成分が、保湿成分として豊富に含まれていました。
一方で避けた方がよい成分が1つ、気をつけた方がよい成分が4つ。
副作用の可能性は少ないですが、肌の弱い方や気になる方は、まずは頭皮以外の部分に少量塗布してお試しすることをおすすめします。
できれば避けたい成分:1個
パラベン
パラベンは、食品や化粧品に配合される防腐剤の1種。高い抗菌性能を持ち、化粧品が微生物や菌によって腐敗や酸化するのを防ぎます。
パラベンには様々な種類があり、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンがよく使われています。
相乗効果を得るために何種類かを組み合わせて使用していることが多く、その場合でも「パラベン」とひとくくりにして表示されます。
化粧品には1%以下しか配合されていない成分ですが、多少の刺激性が心配されます。
もし敏感肌や荒れやすい方で気になるようであれば、パッチテストを行うとよいでしょう。
気になる成分:4個
I-メントール
シソ科植物のハッカに多く含まれる成分で、ハッカの香りと清涼感があります。
鎮静効果や細胞の活性効果、配合成分の浸透を促進させる効果などがあり、頭皮ケアや育毛剤にも多く使われています。
アレルギーが起こる可能性は少ないですが、アレルギー性皮膚炎の方や敏感肌の方は、少し注意したいですね。
エタノール
一般的にアルコールと呼ばれる成分で、無色透明・揮発性の液体です。
長年化粧品に使用されている成分のため、通常の化粧品で問題がない方なら心配はほぼ要りません。
ただし、肌の弱い方や、アレルギーなどをお持ちの方は、まれに赤みやかゆみなどを感じることもあります。
無水エタノール
無水エタノールとエタノールは、同じエタノールでも濃度の違いがあります。
無水エタノールは濃度が99.5%以上とエタノールよりも高く、防腐・殺菌などの効果があります。
手作り化粧品を作る際に使用することも多く、肌への影響はそこまで心配ありませんが、エタノールと同じように肌に心配がある方は注意しましょう。
香料
夢美髪ではライム系の香りがする香料が含まれています。
香料は使い心地をよくするために配合されますが、夢美髪は合成香料の可能性があります。
これまで合成香料でアレルギーや過敏症の症状がある方は、香料も少し気をつけて判断したい成分ですね。
副作用の心配はあるの?
夢美髪には、頭皮や肌に影響を与える可能性がある成分がいくつか含まれていました。
ただ、いずれの成分も厚生労働省が定めた規定量内で含まれているので、実際に副作用が起こる可能性は低そう。
それでも
- もともと肌が弱い方
- アレルギーをお持ちの方
- 薬剤でかぶれたことがある方
- 病後、産後の方
は、慎重に使用することをおすすめします。
まずはパッチテストを行い、安心して使えそうだと感じたら頭皮に使うようにしたいですね。
夢美髪の成分解説
安心
アロエフェロックス葉エキス
- 保湿
- 消炎
- 紫外線予防
南アフリカのケープ地方に生息するケープアロエという植物から抽出されるエキス。紫外線を吸収して除去することから美白の効果があり、優れた保湿作用もある。また、アロエには傷の治りを早くしたり、ターンオーバーを促す効果もある。
(別称|アロエエキス(1)・アロエエキス(2))
気になる
エタノール
- 収れん
- 殺菌
アルコール成分のことで、高い殺菌の効果がある。配合される量によって役割が変わるが、量が多いと刺激を感じる人もいる。抗菌、収れんなどの効果もあるが、シャンプーなどに使われる場合はさっぱり感を与えるが、乾燥を招くこともある。
安心
オウゴンエキス
- 保湿
- 消炎
- 収れん
- 抗菌
- 育毛
シソ科の黄金花の根っこから抽出したエキスで、主成分はバイカリンやバイカレイン。保湿、消炎、抗菌や収れん等の効果や、5αリダクターゼの働きを抑制し、薄毛の予防になる。毛髪を太く成長させ、発毛を促進する為、育毛剤などに利用される。
未詳
加水分解コンキオリン液
- 皮膚コンディショニング
- ヘアコンディショニング
真珠貝とも呼ばれるアコヤ貝の貝殻由来の成分で、主成分はポリペプチドとアミノ酸。加水分解される為分子が細かく、肌や毛髪への親和性が高く、保湿しつやが増す。主に、皮膚や頭皮のコンディショニング剤として使用される。
安心
グリチルリチン酸2K
- 消臭
- 抗炎症
- 解毒
- 抗アレルギー
- 痒み防止
- 殺菌
漢方薬として使用される「甘草」の根から抽出されたグリチルリチン酸とカリウムを化合した成分で、ニキビや皮膚炎に効果がある。炎症しかゆみがある頭皮などに効果があり、薬用シャンプーのフケ・かゆみ用として売られている製品に含まれることが多い。
(別称|グリチルリチン酸ジカリウム)
気になる
香料
- 香料
様々な製品の成分表示に記載されているが、具体的に何を使用しているか公表する義務はなく、肌荒れの原因となる場合がある為、敏感肌の人は注意が必要。植物抽出、石油系のもの等多数あるが、植物性だから安全というわけではないので注意。
安心
精製水
H2O。ヘアケア製品や化粧水などのベースとなる成分で、他の基剤を中和する役割。界面活性剤などの洗浄成分や保湿成分、有効成分だけで作ると刺激が強すぎるため、薄めて肌への刺激を抑えたり、製品のテクスチャを調整したりする。
(別称|水・海洋深層水)
安心
センブリエキス
- 抗炎症
- 血行促進
- 抗酸化
- 抗菌
- 育毛
リンドウ科のセンブリから取れたエキスで、主成分はフラボノイド。健康茶として有名だがとても苦い。直接頭皮に塗っても脱毛を予防する。細胞分裂を促進させる効果があり、抗菌、抗酸化、効炎症、血行促進する。効果かでるまでに少し時間がかかる成分。
(別称|センブリ抽出液)
安心
タウリン
- 育毛
- 髪の成長促進
アミノ酸の一種で魚介類に多く含まれるれ、肝機能を向上させ疲労を回復させる。知覚神経を刺激し、成長因子のIGFを増加させ、毛乳頭細胞に働きかけると、髪の毛が育つサイクルの成長期を延長させ発毛促進する。イカやタコなどに多い。
安心
テンチャエキス
- 保湿
- 抗炎症
- 皮膚軟化
- 皮膚コンディショニング
テンチャエキスとは、バラ科の植物、甜茶の葉から抽出されたエキスです。ポリフェノールなどを含み抗アレルギー作用、抗炎症作用、保湿効果があります。
安心
冬虫夏草エキス
- 消炎
蛾や蝶の幼虫に、キノコの菌が寄生した冬虫夏草という漢方薬から抽出したエキス。男性ホルモンのジヒドロテストステロンの働きを阻止し、脱毛を防ぐ。抗菌や抗炎症の効果もあり、頭皮環境を整える。免疫強化や新陳代謝の改善効果もある。
安心
ニンジンエキス
- 着色剤
- 保湿
- 抗炎症
- 血行促進
- 痒み防止
- 脱毛予防
チョウセンニンジンから抽出されたエキスで、サポニン配糖体が含まれており血行促進作用がある。抗酸化作用や抗菌作用があり、外部刺激から頭皮を守る他、過剰な皮脂分泌や毛穴の炎症を抑え、フケやかゆみを抑える。
(別称|人参エキス)
避けたい
パラベン
- 保存料・防腐剤
正式名称:パラオキシ安息香酸エステルという防腐剤として使用される成分で、メチルパラベンやプロピルパラベンなどに細かく分かれ、その刺激や脱脂性も様々。化粧品への含有量は1%未満と定められており、少量でも効果を発揮する。稀にアレルギー反応を起こす場合も。
(別称|メチルパラベン/パラオキシ安息香酸エステル)
安心
BG
- 保湿
- 抗菌
ブチレングリコールの略で、植物や石油を科学的に合成し作られた。抗菌や防腐の作用がある。グリセリンよりは劣るが保湿効果もあり、植物性のものは肌への負担が少ないとされる。人によっては合わない場合もあるので、注意が必要。
安心
PH調整剤
- pH調整
ペーハーとはアルカリ度合いを示すもので0~14まであります。人間の肌は5~6。化粧品やシャンプーなどが人間のペーハー値から離れるほど刺激が強くなります。化粧品などを人間の肌に近いペーハーに調整するのがペーハー調整値なのです。
気になる
無水エタノール
- 収れん
- 可溶化剤
別名無水アルコールと呼ばれ、成分の99.5%以上がエタノールで出来ている。水に溶けにくい成分の溶解や品質保持の目的の為に使用されることが多い。余分な皮脂を溶かし毛穴の汚れを取り除いたり消毒の作用もあるが、敏感肌の人は肌荒れをする場合がある。
(別称|無水アルコール)
気になる
メントール
- 抗炎症
- 血行促進
- 抗菌
Iメントールという成分で、ハッカやミントに含まれる。それ自体に冷却効果はなく、冷感受容体を刺激し冷たいと錯覚させる作用がある。抗炎症、血行促進、抗菌などの効果があるため、冷感を売りにしたシャンプーや育毛剤などにも使用される。
(別称|I-メントール)
安心
ローヤルゼリーエキス
- 血行促進
- 育毛
- 養毛
ミツバチが分泌する成分を精製したエキスで、五大栄養素をバランスよく含んでいる。毛髪の成分であるアミノ酸が24種類も含まれており、糖化を防ぐパンテトン酸、神経伝達物質のアセチルコリンなどが頭皮の血行を促進、細胞を若返らせ育毛を促進する。