いち髪の特徴と効果とは?
まずは、いち髪にどんな成分が配合されているのかをチェックしてみましょう。
※スムースケアシャンプーの成分です。
水 / ラウロイルサルコシンTEA / パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン / PPG-2コカミド / コカミドメチルMEA / コカミドMEA / ジステアリン酸グリコール / 塩化Na / コメエキス / コメヌカエキス / コメ胚芽油、加水分解コメタンパク / コメヌカ油脂肪酸フィトステリル / ムクロジエキス / ツバキエキス / ヒオウギエキス / クエン酸 / カエサルピニアスピノサヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド / ポリクオタニウム-10 / エタノール / ポリクオタニウム-7 / BG、デキストリン / EDTA-2Na / 安息香酸Na / 香料 / カラメル
普段シャンプーの成分を見ることがないという人は、聞き慣れない名前ばかりでピンとこないかもしれませんね。
簡単にご説明すると、まずベースとなっているのは水。
それから「ラウロイルサルコシンTEA」や「パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン」などの洗浄成分です。
これらが頭皮や髪についた汚れを落とします。
アミノ酸系、ベタイン系、などと呼ばれる比較的刺激の少ない洗浄成分が配合されているのがいち髪の特徴です。
その他の成分で印象的なのが、「コメエキス」や「コメ胚芽油」などのお米由来の成分が多く配合されていること。
それから「ムクロジエキス」や「ツバキエキス」などの和草エキスが多く配合されていること。
これらの配合成分は、いち髪の最大の特徴でもあります。
次に、いち髪の効果の特徴を見ていきましょう。
ダメージの補修&予防
いち髪に配合されている複数のお米由来の成分には高い保湿効果があり、髪のパサつきやきしみの補修に向いています。
また、コメエキス、米胚芽油、コメヌカ油脂肪酸フィトステリルには紫外線を防ぐ効果も。
髪に大きなダメージが加わるのを阻止して、パサつきが悪化するのを防いでくれます。
その他、ツバキエキスやヒオウギエキスなどの和草エキスには主に抗炎症作用や肌の働きをサポートする力があり、頭皮を健康にする効果も期待できます。
髪全体になめらかさとしっとり感を与える
お米由来の成分や和草エキス以外にも、いち髪には髪の保護・補修をしたり、髪をしっとりさせる成分が含まれています。
例えば洗浄成分である「ラウロイルサルコシンTEA」。
これには、汚れを落とす他、髪の指通りを良くする効果があります。
「ポリクオタニウム-10」には、髪に保護膜をつくる性質があり、ダメージを補修するとともにしっとり感を与える効果があります。
このようにいち髪には、髪をいたわる効果と、髪をしっとりなめらかに保つ効果があります。
しかし、残念なことにいち髪は「抜け毛が増えるシャンプー」であることが分かりました。
抜け毛が増えると言われる理由
一見髪に良さそうな成分ばかり配合されているように思えますが…
実は一つ一つ細かく解析していくと、確かに抜け毛に繋がる可能性が高い成分が含まれているのです。
いち髪は、ネット上でこのような口コミも見受けられます。
- シャンプーは泡立ちが良いけれど、髪が軋んでギシギシする。
- 使いはじめに抜け毛が増えて気になったが、今は落ち着いた
- 私には合わなかったようで頭皮が痒くなった
アミノ酸の中でも刺激の強い洗浄成分
いち髪のベースとなっているのは「ラウロイルサルコシンTEA」という洗浄成分です。
私たちの体内にもあるアミノ酸と脂肪酸(脂質の元)からできた成分で、“界面活性剤”の一種です。
界面活性剤についてはこちらに詳しく書かれていますので、ぜひ参考にしてみてください
いち髪に含まれる「ラウロイルサルコシンTEA」は前章でもお伝えした通り、石油系の界面活性剤に比べれば刺激は少ない洗浄成分。
しかし、一般的なアミノ酸洗浄剤に比べると、洗浄力は強いものと言えるのです。
汚れがよく落ちるということでもあるのですが、うるおいも落とし過ぎて頭皮の環境を崩し、抜け毛を増やす可能性もあります。
刺激を与える添加物が使われている
成分表示の最後の方にさりげなく入っている下記は、すべて添加物の一種です。
- エタノール
- 安息香酸Na
- 香料
エタノールはアルコールのこと。
皮脂を浮かせたり、他の成分をよく溶かすためなどに使われます。
安息香酸Naは、防腐剤や保存料の役割をします。
香料はその名前の通り、シャンプーに色を付けるものですね。
それぞれ配合量は微量ですが、皮膚の刺激になりやすく、アレルギーを起こす可能性もあります。
頭皮にダメージが加わることで、抜け毛も起きやすくなると考えられます。
コンディショナーはシリコンを含む
シャンプーはノンシリコンですが、コンディショナーはそうではありません。
シャンプーがノンシリコンでも、コンディショナーはシリコンが含まれているため、あまりノンシリコンシャンプーの意味がありません。
コンディショナーを頭皮に付けてしまうと、毛穴のつまりなどから、髪が細くなっていってしまう恐れがあります。細くなった髪は毛根も弱くなり、抜けやすく生えにくい髪になります。
それが薄毛の始まりにもなりうるのです。
育毛ケアに使ってはいけない
強めのアミノ酸洗浄成分、そして添加物…。
他の市販のプチプラシャンプーと比べると、いち髪は比較的髪や肌に優しい方ではありますが…
抜け毛や薄毛に最適なシャンプーではありません。
特に、元々肌がデリケートな人や、ストレスや産後などでホルモンバランスが崩れている人は要注意。
頭皮が痒くなったり、抜け毛が増えてしまう可能性は高くなります。
他の市販のプチプラシャンプーと比べると、いち髪は比較的髪や肌に優しい方ではありますが…。
上記のような人がトラブルなく髪をケアするためにはもっと安全な成分でつくられたシャンプーがおすすめです。
抜け毛を抑えつつダメージの補修や髪のハリ・コシを育てることのできるシャンプーには、次のようなものがあります。
低コストで美髪育毛:haru黒髪スカルプ・プロ
「シャンプーもコンディショナーも使ってたら面倒…」という女性に人気なのが、haru黒髪スカルププロ。
こちらも100天然植物由来のシャンプーで無添加。保存料や合成香料などの添加物は含まれていません。
なぜ、コンディショナーなしでも良い仕上がりができるのかというと…
泡パックができるから。
市販シャンプーでは泡パックは絶対NG。石油系界面活性剤が頭皮をひどく乾燥させてしまうため、リンスインシャンプーなども絶対に「洗い流さず時間をおく」なんてことは頭皮環境が悪化する原因です。
このharuシャンプーは、リンスインシャンプーではありません。
なのにどうしてシャンプーの泡でパックまでできて、髪がキシまずサラサラになるのでしょう。
それは純粋に、頭皮に優しい洗浄成分。そしてハイビスカスエキスやオリーブオイルなどの天然由来のエキスが髪や頭皮のダメージを補修してくれるからなんです。
リンスはシリコンという合成成分で髪をコーティングするため、毛穴もつまり、薄毛の原因になります。しかし天然成分は髪にも頭皮も本来あるべき状態へと戻してくれるから、まったく髪の将来が変わります。
haru黒髪スカルプ・プロに興味がある方は、下記をどうぞ!
バッチリ美髪育毛:ハーブガーデン
テレビや雑誌などで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
自然派シャンプーの最高峰「エコサート認定されたオーガニックシャンプー」です。
シャンプーはその8割が「水と界面活性剤でできている」ものになります。
そのため、水と界面活性剤がシャンプーの品質を決めるといっても過言ではないのです。
ハーブガーデンは水の代わりにオーガニックハーブウォーターを利用しすることで、精製水よりも頭皮を清潔に保ちフケ・痒みを抑える効果が期待できます。
洗浄剤は、低刺激かつ適度な洗浄力を持つ「ココイルグルタミン酸Na」と「ラウロイルメチルアラニンNa」がベースになっており、完全にアミノ酸系のシャンプーとなっているのが分かります。
保存料や合成香料も使われていない100パーセント植物性の無添加ですから、頭皮環境が悪化している人や、薄毛・抜け毛で悩んでいる人にも適したシャンプーになっています。
さらに、セットのコンディショナーもノンシリコン。髪や頭皮に負担をかけずにワンランク上の美髪を実現できるのも、ハーブガーデンならではですね。
ハーブガーデンをもっと詳しく知りたい方は下記もどうぞ!
いち髪を買うべき?
いち髪の成分を解析した結果を簡潔にまとめると、
- 市販のシャンプーの中では比較的優秀なシャンプー!
- しかし、シリコン入りのコンディショナーや添加物は抜け毛や痒みの原因になる。
ということで、育毛したい人にとっては適したシャンプーとは言いにくいですね…。
もし、薄毛や頭皮のトラブルが気になっている人は、もっと安全な成分でつくられたシャンプーを選ぶことをおすすめします。
- haru黒髪スカルプ・プロ
2880円(シャンプーのみでOK/400ml) - ハーブガーデン
4000円(シャンプー&コンディショナー/各300ml)
安いからという理由だけでシャンプーを購入するのではなく、髪を大切にする気持ちが強いアナタには、ぜひ成分をしっかりと見極めていただきたいです!
そして本来のハリ、コシ、ツヤのある髪をキープしていきましょう!
[ 調査・編集 ] AKANE