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毛染めは薄毛の原因になる?ヘアカラーも育毛もしたい女性がやるべきこと

女性にとって毛染め(ヘアカラー)は、おしゃれの楽しみのひとつ。お気に入りの髪色に染まると、気分もパッと明るくなりますよね。とくに若々しい印象を与える「白髪染め」は、多くの女性が取り入れています。一方で、「ヘアカラーは薄毛の原因になる」という話も耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ヘアカラーに使用される薬剤が、髪や頭皮に影響を与えるという問題です。そこで今回は、ヘアカラーによる薄毛への影響をクローズアップ!ヘアカラーの仕組み、そして髪や頭皮へのダメージについて解説していきます。合わせて、ヘアカラーを楽しみながら薄毛を進行させない方法もご紹介♪ヘアカラーも薄毛予防もどちらも諦めたくない方、必見です。

ヘアカラーの仕組み

まずは、ヘアカラーで毛髪が染まるメカニズムを押さえておきましょう。ヘアカラーは、大きく分けて3つ。アルカリカラー、ヘアマニュキュア、ヘナカラーに分類されます。それぞれの特性と、毛髪を染める仕組み、頭皮へのダメージについてみていきましょう。

アルカリカラー

アルカリカラーは、もっともポピュラーなヘアカラー。美容院のヘアカラーや白髪染め、市販のホームカラー剤などの大半は、このアルカリカラーに該当します。

アルカリカラーは、1剤と2剤の2つ薬剤を使用。

まず1剤目となるアルカリ剤でキューティクルを開き、染料を毛髪の内部まで入れていきます。

次に、2剤目の過酸化水素水を加えることで、化学反応が起きて「脱色」されます。やがて酸化が起こり、毛髪が発色していくというメカニズム。

一度脱色して色を入れるため、黒髪も明るく染めることができます。さらに、色持ちもよく、豊富な色展開があるのも、アルカリカラーならではのメリット。

一方で髪へのダメージが高いというデメリットもあります。

カラーをしたあと髪がパサパサになってしまうのは、ブリーチ剤によりキューティクルを開いてしまう影響。

この強いダメージは、毛髪だけでなく頭皮にも影響を与えます。ブリーチ剤が頭皮への強い刺激となり、人によってはアレルギー反応を起こすことも。

このように、毛髪を明るく染める効果は高いものの、刺激が強いのがアルカリカラーの特徴です。

ヘアマニュキュア

ヘアマニュキュアは、アルカリカラーに比べて刺激の少ないヘアカラー。「酸性カラー」とも呼ばれています。

キューティクルを開くことなく、髪の毛を染料でコーティングします。ただ表面をコーディングするだけなので、髪が激しく傷むことはありません。

また、頭皮に染料が付着しないように、根元1㎜~2㎜は染められないのが鉄則。その分、頭皮へのダメージが少なくなります。アレルギーを起こしやすい方には、おすすめのヘアカラーです。

しかし、色持ちが悪く、染まり方も弱め。

黒髪をしっかり明るくすることができずに、明るい光のもとでほんのり色味がわかる程度。黒髪をパッと明るくしたいときには不向きといえるでしょう。

ヘナカラー

ヘナカラーとは、植物の色素で髪を染めるヘアカラーです。アルカリカラーのような化学反応はなく、植物の色素をじっくり髪に浸透させていくため、染めるのに時間がかかります。

しかし、髪や頭皮への負担がとても少ないのが特長。この刺激の少なさから、ヘナカラーを好んでする人もたくさんいらっしゃいます。

ただしこれは、純度100%のヘナカラーに限ります。

ヘナカラーの中には、ジアミンなど他の染料も含まれていて、髪を傷ませてしまうものがあるのも実状。ヘナカラーだからといって、絶対に髪が傷まないとは断言できないのです。

気になる方は、美容院で使われているヘナカラーについて訊ねてみてくださいね。

ヘアカラーと薄毛の関係

このように種類によっては、髪や頭皮の大きなダメージとなるヘアカラー。実際、薄毛への影響もあるのでしょうか。

たしかに、刺激の強いアルカリカラーを繰り返した場合、頭皮にダメージを与えてしまいます。また、アレルギー反応により、フケやかゆみが引き起こされて頭皮環境が悪化することも。

頭皮環境の悪化は、健やかな毛髪を育む上で大きなリスクとなりますよね。これは、薄毛と無関係とはいいきれません。

しかし、これは強い刺激を繰り返した場合。

刺激の少ないヘアカラーを選ぶなど、頭皮へのダメージを考慮しながら楽しむ分には大きな問題とならないと考えます。

薄毛への影響を減らすポイント

さらに、ヘアカラーを楽しみにながら薄毛への影響を最小限にとどめたい方は、次のような点に注意するとよいでしょう。

ヘアカラーの頻度を下げる

まず気をつけたいのがヘアカラーの頻度。

白髪染めをしている方は、月に1回必ず染めるという方も多いですよね。しかし頭皮へのダメージを考慮すると、月1回は多いと考えます。

頭皮のターンオーバーは、肌と同様、約28日。1周期空けた2~3カ月に1回程度に頻度を下げるなどして、頭皮をいたわってあげることをおすすめします。

ホームカラーは極力控える

手軽に家庭で毛染めができるホームカラー剤は、根強い人気を誇っています。コストを抑えることができて、美容院に通う手間もありませんよね。

しかし市販のホームカラー剤は、頭皮にカラー剤が付着しやすいというデメリットがあります。

色むらにならないように、丁寧に根元からつけようとすればするほど、そのリスクは高くなります。またうっかり時間を置きすぎてしまうと、頭皮にも髪や大きな刺激に。

このような頭皮へのダメージを考慮して、ヘアカラーはプロの美容師におまかせするのが得策と考えます。信頼できる美容師さんのもと、頭皮へのダメージを相談しながらヘアカラーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

アミノ酸シャンプーを使う

そして最後に、ぜひとも意識しておきたいのが「シャンプー選び」。たとえば、市販の界面活性剤が配合されたシャンプーは、泡立ちや洗浄力は高いものの頭皮への刺激も強いのです。

ヘアカラーで頭皮にダメージを与えている場合は、せめて毎日のシャンプーはやさしいものにシフトしておきたいところ。

おすすめはやはり「アミノ酸シャンプー」です!

アミノ酸シャンプーは、界面活性剤が配合されたシャンプーに比べて頭皮への刺激が少なく、マイルドな洗い上がり。

ヘアカラーはもちろん、パーマで髪が傷んでいる方や、フケやかゆみでお悩みの方など、髪のトラブルを抱える方すべての救世主となる存在です。

アミノ酸シャンプーで頭皮をメンテナンスしていれば、ときどきヘアカラーをしても、それがすぐに薄毛に直結することはありません。

ヘアカラーの刺激は数カ月に1回、しかしシャンプーの刺激はほぼ毎日なのです。

これからもヘアカラーを楽しみたいとお考えの方は、ぜひ毎日のシャンプーを見直してみてくださいね♪

頭皮をいたわりながら、カラーも楽しもう

ヘアカラーが薄毛に与える影響について解説してまいりました。ヘアカラーには、いくつか種類があり、その仕組みによっては頭皮へのダメージとなります。

しかし、アミノ酸シャンプーで頭皮をいたわるなどの自己メンテナンスで、薄毛への影響を最小限にすることも可能♪

薄毛のためにヘアカラーを我慢するのもよいですが、上手に楽しむ方法もあるんです♡

もし「ヘアカラーをもっと楽しみたい!でも、薄毛にはなりたくない…」とお悩みの方は、ぜひ毎日の生活で頭皮をいたわってあげてくださいね♪

[ 調査・編集 ] KANA